【英・オークス】デットーリ騎手「熱いナイフでバターを切るかのよう」スノーフォールの16馬身差圧勝に

2021年06月05日(土) 17:49

名手デットーリもスノーフォールの強さに驚嘆(写真は2018年凱旋門賞優勝時、撮影:高橋正和)

 現地時間4日、イギリスのエプソム競馬場で行われた第243回オークス(3歳牝・G1・芝2410m・14頭立て)は、中団の外目を進んでいたディープインパクト産駒スノーフォール(Snowfall、牝3、L.デットーリ騎手)が、最後の直線で逃げるミステリーエンジェル(牝3、B.カーティス騎手)をかわすと、あとは独走状態。ミステリーエンジェルオークス史上最大着差となる、16馬身差をつけての圧勝を収めた。勝ちタイムは2分42秒67(稍重)。

 鞍上のランフランコ・デットーリ騎手はレース後のインタビューで次のように語った。

「熱いナイフでバターを切っているかのような感覚でした。タッテナム(最終)コーナーで勝利を確信しましたね。信じられないほどです。

(道中は)良いポジションが欲しかったのですが、他の馬が速すぎましたね。全員が3番手までにつけようとしていたので、彼女たちを先に行かせました。

(直線に入ってからは)『考えすぎるな、真ん中から抜けるだけでいい』と思っていました。唯一道中で見ていなかった馬が(人気の)サンタバーバラだったので少し後ろを見ましたが、自分が5馬身前にいることを確認しました。そして、彼女にゴーサインを出しました。

 私は今までたくさんのクラシックを勝ってきましたが、これだけ楽に勝てたのは初めてです」(英競馬メディア『Racing Post』より抜粋)

 デットーリ騎手はこれで英クラシック通算21勝となり、フレッド・アーチャー騎手(1857年-1886年)と並ぶ最多勝タイに。本日5日のダービーではスノーフェアリーの子ジョンリーパーに騎乗し、最多勝記録の更新に挑む。

 なお、デットーリ騎手の英クラシック初制覇は1994年のオークス(バランシーン)。同レースの2着がディープインパクト母ウインドインハーヘアだった。

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