【CBC賞 血統データ分析】ジャスタウェイやワークフォースがヒモ荒れを演出

2021年07月01日(木) 12:30

CBC賞で期待できる血統とは?

 7月4日に小倉競馬場で行われるCBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い小倉芝1200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 ロードカナロア産駒は[14-12-11-99]。昨年は当該コースで最多となる14勝を記録。とくに馬体重が重い馬ほど、好走率、回収率、ともに成績が向上しており、牡馬は500kg以上、牝馬は460kg以上が狙い目となっていた。ただし、3勝クラス以上では[0-2-1-14]と勝ちあぐねていたことに留意したい。同産駒からはビオグラフィーファストフォースメイショウチタンの3頭が特別登録。

 スクワートルスクワート産駒は[2-0-0-13]。2勝はいずれも今回出走するヨカヨカによるもの。なお、別定戦のひまわり賞には57kgで出走しており、2歳牝馬にとって異例とも言える斤量で勝利した実績は瞠目に値する。

 ジャスタウェイ産駒は[1-1-5-22]。3着率が高く、少し勝ち味に遅い傾向は否めないものの、唯一の勝利例が単勝82.0倍の13人気(トモジャファイブ)ということもあり、単勝回収率は282%と大幅にプラス収支を記録。なお、複勝回収率も150%と申し分なく、20年北九州記念でもアウィルアウェイが10人気3着と大駆けしていた。そのアウィルアウェイが今回も出走予定。

 ワークフォース産駒は[0-6-1-4]。勝ち馬こそ出せていないが、連対率は54.5%と驚異的な数値を示しており、連対した延べ6頭のうち2頭は二桁人気の人気薄でもあった。今回、同産駒として出走するメイショウケイメイも、人気次第ではヒモ穴として一考する価値があるかもしれない。

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