【海外競馬】M.ミシェル騎手が伝統のドイツダービーに参戦!「日本のファンの皆さん、ぜひ応援して下さい」

2021年07月02日(金) 20:40

ドバイゴールドCで2着後、休養中のヴァルデルベ(画像:ミシェル騎手提供)

 現地時間7月4日、ドイツのハンブルク競馬場で行われる第152回ドイツダービー(G1、3歳・芝2400m・20頭・1着賞金39万ユーロ)に、フランスのM.ミシェル騎手がナシドNacido(牡3、独・Y.アルメンレーダー厩舎)で参戦する。

 同馬は6月20日に独ハノーファー競馬場で行われたドイツダービートライアルの1つ、バウムグループ大賞(リステッド、3歳・芝2200m・14頭・1着賞金8000ユーロ)にM.ミシェル騎手騎乗で出走(12番人気)し、好位ラチ沿いを追走して3着(同着)となった。ここで獲得したレーティングでフルゲート20頭の枠に入り、ダービー出走が叶うことになった。

 M.ミシェル騎手にとっても、今年の独リーディングで現在5位につけている女性調教師Y.アルメンレーダー師にとっても初のダービー挑戦となる。

M.ミシェル騎手のコメント】
「今回伝統のドイツダービーに騎乗する機会が得られてとても嬉しいですし、良い経験になります。大きな舞台で騎乗できるのが本当に待ちきれません。

 ナシドはミュルハイムの厩舎におり、状態は良好です。前に行きたいので、20頭中の6番枠というのは幸運でした。逃げても、番手でもいいです。2400mという距離は、前走の2200mよりさらにいいと思います。また、彼はソフトな馬場が好きですが、このところドイツは雨続きなのでいいですね。

 ヤスミン(アルメンレーダー師)はドイツのトップトレーナーの一人ですが、彼女にとっても大きな挑戦です。本命馬シーオブサンズは強いと思いますが、私たちはナシドを信じてベストを尽くします。日本のファンの皆さん、ぜひ応援して下さい」

 最重要な前哨戦ウニオンレネン(G2)を圧勝し最有力視されていたベストオブリップスは捻挫で、独2000ギニー(G2)勝ち馬ミティコも距離不安などで回避したため、今年のドイツダービーは混戦模様。

 レーティング最上位は5月23日のドイツダービートライアルS(G3)勝ち馬で5戦2勝のL.デロジェ騎手騎乗シーオブサンズ(独・J.カルヴァロ厩舎)。同レースで差のない2着だったB.ムルザバエフ騎手騎乗のロードチャーミング(独・P.シールゲン厩舎)、ウニオンレネン2、3着のドルチェット、スカイアウトが続く。ナシドのレーティングは出走20頭中17位タイ(3頭)。発走は日本時間23時5分。

出馬表はこちら(ドイツの競馬サイト GERMAN RACINGより)

※写真は先週、ドバイゴールドC(G2)2着後休養中の、ローネ厩舎(デュッセルドルフ)のヴァルデルベに会いに行った際のもの。

「私の王子は元気です。今月か来月レースに復帰して、秋はジャパンCに行けたらなんて話しています。実現したら、皆さんに再会できますね!」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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