【米・ベルモントダービー】トウキョウゴールドの小林智師「悔しい2着も、強い馬に負けたという感じ」

2021年07月12日(月) 16:46

小林智調教師(写真は2017年のコラム『with佑』登場時)

 現地時間10日、アメリカのベルモントパーク競馬場でG1・ベルモントダービー(3歳・芝2000m・9頭立て)が行われた。

 1番人気のボリショイバレエ(Bolshoi Ballet、牡3、R.ムーア騎手)は3コーナー過ぎから追い通し。それでもじわじわと脚を伸ばして直線で先行各馬をとらえ、後方から追い込んだ5番人気タイのトウキョウゴールド(Tokyo Gold、牡3、J.ヴェラスケス騎手)の追撃も退け、1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分04秒42(稍重)。

 2着のトウキョウゴールドは、父がゼダーン系のKendargent母Biancarosa、母の父Dalakhaniという血統。

 フランスの小林智厩舎の管理馬で、生産者(欧州では繁殖牝馬の所有者を指す)、馬主は吉田照哉氏。前走はC.デムーロ騎手の手綱で伊ダービー(伊G2)を制し、通算成績は8戦3勝。

小林智調教師のコメント】
「ちょっと悔しい2着でしたが、馬はよく走ってくれました。強い馬に負けたという感じです。

 ヴェラスケス騎手はさすがトップ騎手で、外目の枠から後方になってもうまく捌いてくれました。

 馬は大人しくて輸送なども苦にしないんですが、今週ハリケーンが通過したため調整は苦労しました。その雨の影響で馬場が大分湿っていて、この馬にとってはそれも良かったかも知れません。

 今後については、帰国して馬の様子を見てからになります。吉田照哉オーナーとレース後話しまして、休養後秋ひとつ使って、目標として12月のカタールダービーを前向きに考えています」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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