【ジャパンダートダービー レース後コメント】キャッスルトップ仲野光馬騎手ら

ラジオNIKKEI

2021年07月14日(水) 22:08

仲野光馬騎手(右はプレゼンターの菜々緒さん、撮影:高橋正和、(c)netkeiba.com)

14日、大井競馬場(天候:曇、馬場:やや重)で行われたダートグレード競走の第23回ジャパンダートダービー(JpnI・ダート2000m)は、13頭によって行われ、逃げた12番人気のキャッスルトップが後続の追撃をしのいで、押し切った。勝ちタイムは、2分05秒9。仲野光馬騎手は、JpnIで重賞初制覇。アタマ差の2着にゴッドセレクション(JRA)、さらにアタマ差の3着にウェルドーン(JRA)が入り、そこからクビ差の4着に1番人気のスマッシャー(JRA)が続いた。

勝ったキャッスルトップは父バンブーエール母ジーガートップラン(母の父マヤノトップガン)という血統の牡3歳馬。船橋・渋谷信博厩舎所属。通算成績は12戦4勝。4連勝で3歳ダート王の座に輝いた。

<レース後の関係者のコメント>
1着 キャッスルトップ(仲野光馬騎手)
「JpnIどころか重賞を勝つのも初めてですし、大井で乗る経験もなかなかないので、びっくりしています。レース前に思い描いていた中で一番勝ちに近い形でレースを運べました。あとは僕が無駄なことをせずに馬の力を信じて乗ることだけを考えていました。

 この馬は後続を引き離して手応えがあるタイプではなく、後続が来ると手応えが良くなるタイプです。ただ一気に来られるのは嫌でしたが、(後続が)じわっと来てくれたので助かりました。最後の直線では、相手を外に切り替えたので内から抜かされたらかっこ悪いなと思いながら乗っていましたが、結果的には良かったかなと思います。ゴールした瞬間に勝ったという確信がありました。

 何よりこの2ヵ月で3連勝してここへ向かえたこともそうですし、3連勝してからさらにパワーアップした状態へ調整してくださった厩務員さんと、調教師の渋谷先生、そして牧場関係者の皆さんへ本当に感謝しています。僕自身も怪我など色々な経験がありましたが、その経験があって今があるのだなと感じています。今後キャッスルトップが主役に立てるように、馬の成長はもちろん、僕自身も馬の成長に追いつけるように精進していきます。応援よろしくお願いします」

(渋谷信博調教師)
「正直、勝った瞬間は『勝っちゃった』という感じでびっくりしました。ここまでの3連勝はすべて逃げ切りで、今日も自分の形に持ち込めれば、距離さえ克服すればそこそこ走れると思っていました。大井は初コースでしたがこの馬にとってはいい緊張感につながったかもしれません。

 馬体重のマイナス11キロは、輸送もあってのもので大した影響はないと考えていましたし、競馬場に着いてからも落ち着いていたので、力を出せる状態にあると思っていました。ゴールしてから、周りから『おめでとう』と言われ、実感が湧いてきました。本来はここを使ったあと黒潮盃を考えていたのですが、大きなタイトルをとりましたし、次については馬のコンディションをみて決めたいと思います」

2着 ゴッドセレクション(中井裕二騎手)
「とても悔しいです。今日はブリンカーを外して、前回のレースを踏まえて返し馬から丁寧に丁寧に臨みました。有力どころが自分の後ろにいたこともあり、動き出しを焦らないように心がけました。勝った馬はとても根性があります。負けてしまいましたが、凄い地方馬がいると思いました。またリベンジします」

3着 ウェルドーン(武豊騎手)
「惜しかったですね。やりたいレースはできました。馬も前回より良く感じましたし、乗るたびに強くなっています。残り1ハロンで手前を替えたのですが、あと100メートルで同じ脚いろになってしまいました。それでも、牡馬相手に外を回る競馬でしたから、立派だと思います」

4着 スマッシャー(坂井瑠星騎手)
「ポジションはイメージ通りでした。道中はあまりにもスローペースで、勝負どころで一気に速くなったときに少し置かれてしまいました。力負けではないと思うので、また改めて頑張りたいです」

5着 リプレーザ(幸英明騎手)
「思っていたより前でレースができ、4コーナーで前に取りついたときはこれならと思いました。最後の最後で伸びを欠いたのは大井の馬場なのか、距離なのか...。それでも前とは差がありませんし、力があります」

6着 ロードシュトローム(松山弘平騎手)
「2番手から、自分の形の競馬はできました。最後までよく頑張っています」

(取材:小塚歩)

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