【地方競馬】最後のトウカイテイオー産駒キセキノテイオー、デビュー戦は6着

2021年07月22日(木) 18:10

デビュー戦を勝利で飾ることはできなかったキセキノテイオー(撮影:田中哲実)

 93年有馬記念などGI・4勝を挙げた名馬、トウカイテイオーの最後の産駒として注目を集めているキセキノテイオー(牡7、北海道・岡島玉一厩舎)が22日、門別1R(ダ1000m・6頭立て)でデビュー戦を迎え、3番人気に推されたものの、6着に終わった。勝ったのはメンコイモモチャン (牝3、北海道・斉藤正弘厩舎)。勝ちタイムは1分3秒6(良)。

 同馬は北海道・新冠の乗馬施設で乗馬競技用馬として過ごしていたが、トウカイテイオーの希少な血を残すべく立ち上げたクラウドファンディングプロジェクトにより競走馬への転向を目指し、2度目の競走能力・発走調教検査(以下、能検)で基準走破タイムをクリア。念願叶って、異例の7歳での競走馬デビューを果たした。

 レースは若干、出負け気味のスタート。能検でも手綱を執った石川倭騎手を背に道中は最後方を追走したものの、先行勢を捕えることなく、そのまま最下位でデビュー戦を終えた。

 父トウカイテイオーが紡いだ“奇跡の蹄跡”は競馬ファンなら誰もが知るところだが、母キセキノサイクロンもまた、03年8月に日高地方に大きな爪痕を残した台風10号で濁流に流されながらも生還した逸話を持つ“奇跡のサラブレッド”。

 この奇跡×奇跡の配合によって誕生した奇跡の仔が、トウカイテイオーの後継種牡馬となるべく、“奇跡”への確かな一歩を踏み出した。

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