ホーリーエンブレムが土曜東京芝1600mデビュー 田村調教師「この血統はやはり走る。初戦から結果を」/POGマル秘週報

東京スポーツ

2021年11月17日(水) 18:01

20日にデビューするホーリーエンブレム(c)netkeiba.com

 秋の東京開催も残すところあと2週。クラシックを目指す2歳馬のデビュー時期は「早期化傾向」にあるだけに、すでにデッドライン間近と言えるのかもしれない。それだけにこの時期のデビューにこぎつけた超良血馬の動向には大いに注目しておく必要がある。

 土曜(20日)の東京芝1600メートル(牝)新馬戦で、鞍上にルメールを迎えてデビューするホーリーエンブレム母メジャーエンブレムといえば、阪神JF、NHKマイルCのGI2勝を含む7戦5勝の堂々たる戦績で早々と繁殖入りした名牝。その活躍をご記憶の方も多いのでは。

 3歳春までに稼ぎまくることはダービーまでで期間が終了するケースが多いPOGでは大事なこと。まさにPOG仕様の活躍を見せたメジャーエンブレムの2番子にあたるこのホーリーエンブレムは、初子のプレミアエンブレム(牝3=父ルーラーシップ)から父がロードカナロアに替わり、より母に近いマイル色の濃い配合となっている。

 11日の南ウッドでの併せ馬では古馬オープンのキルロードを相手にしぶとく食い下がり、5ハロン65.8-11.9秒と優に水準レベルを超える時計をマークしてみせた。

「姉(プレミアエンブレム)と比べても動きはいいくらい。420キロほどと小柄なんだけど、しっかりと動けているよね。前向きな中でもコントロールは利いている。血統的には気性のきつい面はあるんだが、今のところそれがマイナスにはなっていないのがいいよね」(田村調教師)

 母メジャーエンブレムはもちろん、その母キャッチータイトル(現役時5勝)も管理した田村調教師にとっては、まさに厩舎ゆかりの知り尽くしている血筋。そんなトレーナーによると、メジャーエンブレムのきょうだいにあたる代はセン馬にしたのが2頭いるなど、気性が“やばい”が、その子供の代は大丈夫なんだとか。ちなみにホーリーエンブレムの全弟(メジャーエンブレムの2020)はサンデーサラブレッドクラブで1億円の募集価格となっている注目馬でもある。

「小柄でも加減せずに攻め馬を積んできたし、(1週前追いで併せた)キルロードくらいでないと(併せ馬の)相手にならない。この血統はやはり走るよね。初戦から結果を出していかないと」

 田村調教師が気を引き締めて臨むホーリーエンブレムのデビュー戦は、来春への道を切り開く快走を予感させる。

(立川敬太)

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