【京阪杯予想】実績馬を重視したい名物スプリント重賞

2021年11月28日(日) 11:05

得意コースで逆転を狙うエイティーンガール(撮影:橋本健)

 2006年から芝1200mで行われるようになり、2014年からはジャパンカップとともに最終競走に組み入れられている短距離重賞。過去10年間で1番人気馬は1着2回2着3回とやや波乱含みの1戦とはいえ、人気馬が外枠に泣かされるケースも少なからずあった。別定重量戦だけに基本的には実績馬を重視したい。昨年に引き続き阪神競馬場で行われるのがポイント。連続開催の影響で、特にインコースの芝は傷みが目立つ。

 今年は、どうしても逃げたい馬、先行馬が少ない組み合わせになった。スプリント戦だけにある程度はよどみなく流れるだろうが、最後は荒れた馬場を苦にしない瞬発力争いになりそうだ。

 ◎エイティーンガールは、昨年のキーンランドカップ優勝馬で、今年の2着馬。札幌巧者、洋芝巧者というだけではなく、阪神芝1200mコースも得意としており条件馬時代とはいえ過去3戦して2勝2着1回。極端に早い時計の決着は得意ではなく、前半からポジションを取りに行くと末脚が鈍るがためることができれば良い脚を使う。今年のキーンランドカップも先行馬有利の展開の中、勝ったレイハリアと同タイム2着。当時4kgあった斤量差が2kgまで縮まっており逆転は可能とみる。

 〇シヴァージは昨年の5番人気5着馬。今年は4戦してシルクロードSに勝ったほかスプリンターズS3着。2着レシステンシアとは同タイム頭差だった。もともとは強烈な末脚を武器とする馬だったが、年齢を重ねるごとにポジションを上げながら成績を安定させてきたのは心強い。条件馬時代はダート競馬で3勝クラス特別を勝っているくらいだから荒れた馬場はこなしてくれるはず。

 ▲ファストフォースは52kgで出走したCBC賞の優勝馬。記録した1分6秒0は芝1200mの日本レコードにもなった。前走スプリンターズSは、初めて顔を合わせるGI級に気後れしたようなレースとなったが、北九州記念2着の内容から、今回のメンバー相手に格負けというのは考えにくい。日本レコード保持者とはいえ、その北九州記念含め時計がかかる馬場での実績も十分だ。

 △アウィルアウェイは昨年のスプリンターズS3着馬。極端に早い時計になると対応できないが、今の馬場を味方にできそうだ。△タイセイビジョンは19年京王杯2歳Sをレコード勝ちし、朝日杯FSではサリオスに次ぐ2着だった。大きな不利を受けた前走は参考外。少しずつだがスプリント戦に慣れてきた印象だ。最後に△スプリント重賞2勝で荒れた馬場を得意とする△レッドアンシェルの名前も挙げておきたい。

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