【朝日杯FS】ドウデュース 堂々初戴冠 武豊は悲願初制覇、22回目挑戦でついに

デイリースポーツ

2021年12月20日(月) 06:35

 22回目の挑戦で朝日杯FSを制した武豊(撮影・佐々木彰尚)

 「朝日杯FS・G1」(19日、阪神)

 3番人気のドウデュースが直線のたたき合いを制し、無傷3連勝で2歳マイル王の座を射止めた。鞍上の武豊騎手(52)=栗東・フリー=は22回目の挑戦で初めて当レースを勝利し、前人未到のJRA平地G1完全制覇にリーチをかけた。2着は1番人気のセリフォス、3着には4番人気ダノンスコーピオンが続いた。

 師走の仁川にこだまする万雷の拍手が、最後の最後に名手の背中を押した。内で抵抗するセリフォスとの競り合いを制し、ドウデュースが無傷3連勝で2歳マイル王の座へ。相棒の背中で武豊は、右ステッキを小さく振ってファンに応えた。

 「道中のリズムも良かったし、いいポジションに収まって、手応え良く直線に向けた。さすがに相手も強くて、なかなかしぶとかったけど、最後まで一生懸命走ってくれましたね。拍手がすごくうれしかったし、G1が久しぶりなので」。日本競馬の顔は、さわやかな笑顔でスタンドの拍手にもう一度応えた。

 友道師は「きょうはマイルでしたが、距離はもう少し持つと思う。まずは皐月賞を目指して、直行か1回使うか。ジョッキーと相談して決めていこうと思います」と今後を見据えた。22年は武豊とともに、この馬がクラシックの主役を演じることになるはずだ。

 鞍上にとって19年菊花賞ワールドプレミア)以来、久々のG1表彰台。しかし、この1勝はそれ以上に大きな意味を持つ。「ついに。うれしいですね。なかなか勝てなくて、このレースが近づいてくると、勝ちたいなあと。今年はいい馬で出られるのでチャンスだと思っていました」。キャリア35年。これがJRA・G1・78勝目となるレジェンドに立ちはだかった大きな壁を、22回目のチャレンジでついに乗り越えた。

 JRA平地G1完全制覇へ、残すはホープフルSのみ。「来週そのレースがあるので、リーチ一発で決めたいですね。JRAがまた新しく(G1を)つくる前に、1回はコンプリートしておきたいから」。有馬記念の2日後、大団円が待っている。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す