【有馬記念 注目馬(4)】父を超え、更なる栄冠へ 今年の菊花賞馬が虎視眈々

2021年12月20日(月) 21:42

有馬記念に出走予定のタイトルホルダー(c)netkeiba.com

 12月26日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。菊花賞タイトルホルダー(牡3、美浦・栗田徹厩舎)が、グランプリのタイトルを虎視眈々と狙っている。

 同馬は、父ドゥラメンテ母メーヴェその父Motivator、半姉に同レース出走予定のメロディーレーンがいる血統。馬名の意味は「選手権保持者」。

 昨年10月の中山芝1800mでデビュー戦を勝利。東スポ杯2歳S2着、ホープフルS4着を経て、翌年の弥生賞で重賞初制覇を果たす。クラシック初戦の皐月賞では、2着に好走し世代トップレベルの力を発揮。

 その勢いのままに日本ダービーへ出走したが、持ち味を生かせず6着。セントライト記念では、直線で進路を阻まれ13着と、夏から秋初戦までは勝ち星から遠ざかっていた。

 そして迎えた今年の菊花賞。同馬は、スタートからハナを譲ることなく、そのまま逃げ切って5馬身差で優勝。父ドゥラメンテが残した最後の一冠を奪取した。

 父ドゥラメンテは、今年8月31日、急性大腸炎のため死亡。種牡馬生活5年目。早すぎる悲報となった。

 そんな中、初年度産駒の1頭として活躍する同馬が、父を超え、更なる栄冠を求めてグランプリに挑む。鞍上は初コンビとなる横山和生騎手

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