【チューリップ賞】サークルオブライフ 軽快走で態勢整った!勝っていざ桜花賞へ

デイリースポーツ

2022年03月03日(木) 12:18

 美浦Wで順調な仕上がりをアピールしたサークルオブライフ(撮影・三好信也)

 「チューリップ賞・G2」(5日、阪神)

 2歳女王サークルオブライフが2日、22年の初陣に向けて美浦Wで軽快な動きを披露。馬なりだったが、先行したパートナーに直線半ばでスッと並び掛ける反応の良さを示し、休み明けでも動ける態勢にあることをアピールした。

 2歳女王が22年の初陣を迎える。3連勝で阪神JFを制したサークルオブライフが、美浦Wで併せ馬を行い、6F85秒6-38秒4-12秒0の時計を記録した。サリエラ(3歳1勝クラス)を6Fで5馬身追走し、道中で差を徐々に詰め、直線半ばで馬体を合わせてそのままゴールへ。休み明けを感じさせない素軽い動きを見せた。

 騎乗したM・デムーロは「調教に乗ったことがないので比べられないけど、直線を向いてから手応え良く並んで気持ち良さそうでした」と感触を伝える。1週前に美浦Wで3頭併せのハードな攻めを消化しており、今週は馬任せの内容となったが、国枝師も「先週で体はできているし、問題はなかった」とケイコ内容に合格点を与えた。

 阪神JFは中団で待機し、馬群の外を回って最後は力でねじ伏せた。鞍上は「いつも最後まで頑張ってくれる。前走も外を回って反応は遅かったけど、最後はいい脚を使ってくれた」とレースぶりを評価。「完成度は高いですね」と能力の高さに全幅の信頼を寄せている。世代トップの座を譲るつもりはない。

 ここを勝てば、その先にある桜花賞制覇が見えてくる。指揮官は「ゴールに向かって自ら伸びてくれる。そういうところがいいよね」とストロングポイントを挙げた。これまでアパパネアーモンドアイなどの名牝を育ててきた名将が高く評価する素質馬が、22年のスタートダッシュを決め、クラシック戴冠へ向けて突き進む。

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