【日本ダービー】意外性のある母系にダービー馬の血 まさにbe astonished

デイリースポーツ

2022年05月23日(月) 06:00

 母系にダービー馬の名が並ぶビーアストニッシド

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 英語がからっきし苦手な私…。「驚く」と言えばsurprise(サプライズ)の一択だと思っていましたが、ビーアストニッシド(馬名の由来は“驚かされる”)の登場によってastonishedという表現があると初めて知りました。

 しかし、“名は体を表す”とはよく言ったもの。管理する飯田雄師によると、2走前のスプリングSは北海道日高町のヴェルサイユファームにとっても、生産馬の記念すべき重賞初制覇だったそう。しかも、村中徹オーナーは初めて所有した馬で重賞をV。まだまだ知名度の低い新種牡馬アメリカンペイトリオットの孝行息子は、自身に携わる人たちを驚かせ続けています。

 そして同馬の牝系もまさにbe astonished!祖先は小岩井農場の基礎輸入牝馬であるアストニシメントにたどり着く。私の勝手な想像ではありますが、村中オーナーはここから馬名をつけたのだと推測(偶然ならば、それはそれで驚き)。この系統からはクリフジやメジロマックイーンといった名馬が輩出されているが、近年はもうひとつ活気に乏しかっただけに、アストニッシドの活躍はうれしい限り。

 近いところでは、叔父にグランフィデリオがいたことに驚かされます。あれは14年2月の船橋交流競走。果敢にハナを奪った同馬は、直線で物見をして急ブレーキ。そのまま競走中止と思われたが、何とそこから息を吹き返し、われに返って差し切り勝ち-。この大珍事、興味のある方はぜひネットで検索してみてください。

 皐月賞11着からの巻き返しは容易ではないものの、意外性のある母系にはキングカメハメハネオユニヴァースというダービー馬の血が流れています。積極果敢な走りで、ファンをアッと驚かせるかもしれません。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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