【川崎スパーキングスプリント予想】初夏の超電撃戦に南関屈指のスプリンターが集結

2022年06月13日(月) 17:00

トライアルを好タイムで制したファントムバレット(写真は20年明鏡止水賞勝利時、撮影:高橋正和)

 川崎競馬場で6月14日、スーパースプリントシリーズ第3戦、第2回川崎スパーキングスプリントが行われる。南関屈指のスプリンター、11頭が集結。上位2頭に与えられる習志野きらっとスプリント(7月26日、船橋)への優先出走権を懸けて戦う。手に汗握る電撃の900m戦は昨年、特別競走からSIIIに昇格。その第1回の勝者となったカプリフレイバーは本番の習志野きらっとスプリントには出走できなかったものの、後に船橋記念で2着と超短距離界で活躍している。

 注目は今年に入って川崎900mは4戦4勝と負けなしのファントムバレットだ。2走前はスプリント重賞の上位常連のエンテレケイアとの大接戦を制してV。前走は今年の船橋記念の覇者・キモンルビーに影も踏ませぬ逃げを見せ、1馬身半差で圧勝した。この時の走破時計、52秒9は昨年の川崎スパーキングスプリントの勝ち時計と0秒5差と超優秀。勢いだけでなく、さらに力をつけていることを証明した。一気の重賞制覇なるか――。

 このままで終われないのはキモンルビー。前走のスパーキングスプリントチャレンジではファントムバレットに完敗したとはいえ、超短距離戦では不利な大外枠に加え、出遅れたのは致命的だった。昨年2月の転入時はC2格付け。そこから破竹の11連勝で船橋記念を制した、船橋スプリント界のヒロインだ。ここ2戦は負けたとはいえ(2)(2)着と、まだまだ底を見せていない。再度の同コースで発馬五分なら逆転しておかしくない。

 プリモジョーカーは全7勝中、4勝が川崎900m戦。前走はスパーキングスプリントチャレンジに参戦して4着と、実力派に食らいつく大健闘で、7番人気の低評価を覆した。久々の重賞参戦だが、持ち時計からスピードでは引けを取らないうえ、斤量は51kgと超軽量。最内とラッキー枠も引き当てた。すんなり前に行ければ怖い存在だ。

 コパノフィーリングは昨年の習志野きらっとスプリントの覇者。休み明けだが、転入初戦を制した実績から、鉄砲は利くタイプ。初の川崎900mがカギとなるが、実力上位なのは明らか。軽視は禁物だろう。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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