【宝塚記念】タイトルホルダー最速レコードV!さぁ凱旋門賞へ 横山和は親子3代制覇達成

デイリースポーツ

2022年06月27日(月) 06:30

 こぶしを突き上げる横山和と力を見せつけたタイトルホルダー(撮影・石湯恒介)

 「宝塚記念・G1」(26日、阪神)

 上半期のドリームレースを制したのは、史上最多得票でファン投票1位に輝いた、2番人気のタイトルホルダー。ハイペースの流れを2番手から力強く抜け出し、菊花賞天皇賞・春に続く3つ目のG1タイトルを獲得した。勝ち時計の2分9秒7はレース&コースレコード。殊勲の横山和は、祖父・富雄さん、父・典弘に続き、親子3代での宝塚記念制覇となった。現役最強の走りを見せつけた人馬はこの秋、凱旋門賞・G1(10月2日・仏パリロンシャン)を目指して歩みを進めていく。

 圧巻のレコード。これぞ横綱相撲と言える文句なしの強さで、タイトルホルダーが3度目の頂に立った。人馬一体となり、2着に2馬身差をつける完勝劇でゴールへ。スタンドへ向けて、左手を大きく広げた横山和は「たくさんの方々が応援してくれた。結果を残せたことをうれしく思います」と、ファン投票1位の期待に応えて安どの表情を浮かべた。

 好発を決めた時点で勝負あった。逃げ宣言のパンサラッサも、王者の気迫にたじろいだに違いない。「スタートはいつも上手。しっかり出して行って“それでも来るなら来い!”というつもりで行きました」。ピタリと折り合いをつけ、4角で他の先行勢とは手応えがまるで違った。「僕がひるまないように、馬の力を信じて。リズム良く直線に向けば、いつも頑張ってくれる」。相棒への絶対的な信頼感がライバルを圧倒していた。

 下見所から返し馬にかけて、ややテンションが高ぶった。「いつもあんなもの」と鞍上はいなしたが、若きコンビに助け船を出したのが父・典弘だった。キングオブコージが側に寄り添うと、落ち着きを取り戻してポケットへ。レース後、栗田師は「誘導してくれて感謝の気持ちです」と一礼し、祖父・富雄氏を含む、親子3代での宝塚記念制覇の喜びを分かち合った。

 タイトルホルダーの父ドゥラメンテは16年に2着に敗れ、入線後に下馬。左前肢ハ行により渡仏を断念するとともに、現役引退を余儀なくされた。無念の思いは子どもたちに託されたが、昨年8月に9歳の若さで急逝。万事休す。夢はついえたかに思われたが、孝行息子が仁川で父のリベンジを果たした。

 まだ見ぬ景色を追い求め、つながれたバトンは世界へ-。レース後、指揮官は「オーナーからは“勝ったら凱旋門賞へ”と言われていました。和生騎手と行く予定です。まずはゆっくりと休ませて、疲れを取って。直行になると思います」と、堂々と秋のフランス行きを宣言した。

 日本の悲願とも言える夢舞台。大役を任された和生は、さらなる精進を誓う。「今までたくさんの名馬たちが挑戦してきた。甘くないと思いますが、タイトルホルダーと一緒に僕も成長していけるように頑張ります」。戦う度に深め合ってきた信頼の絆。世界の強豪に挑む、若き人馬の真っ向勝負が楽しみだ。

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