【神戸新聞杯】プラダリア 混戦TRの主役譲らない 池添学師が描く逆転のラスト1冠へ

デイリースポーツ

2022年09月20日(火) 06:10

 実績ナンバーワンのプラダリアをデータ班もイチ推し

 「神戸新聞杯・G2」(25日、中京)

 22年も中京で開催される菊花賞(23日・阪神)の最重要トライアル。春のクラシックを制したビッグネームの参戦がなく、例年と違って混戦ムードが漂っている。G2V&ダービー5着で実績最上位のプラダリア。次に見据える大一番へ向けて、好結果で弾みをつけたい。

 最後の1冠へ向けた最重要トライアルは、皐月賞馬とダービー馬がそろって不在。混戦ムード漂う中、虎視たんたんと爪を研いでいるのがプラダリアだ。

 デビュー3戦目で初勝利を飾ると、続く青葉賞で重賞初制覇。世代の頂点を目指してダービーへと歩を進めたが、中3週で再東上という厳しいローテも響いたか、直線で持ち味の鋭い末脚が鈍り、5着が精いっぱいだった。それでも、唯一皐月賞組に割って入ったところに真価がある。レース後、「秋には必ず巻き返せるだけのポテンシャルがある」と池添が語っていたように、ここから逆転へのシナリオを描く。

 夏を充電に充てリフレッシュは完了。1週前追い切りでは栗東CWでアジャストザルート(5歳3勝クラス)と併せ、ビッシリと負荷をかけられた。シャープな切れ味でラスト1Fは11秒1をマーク。池添学師は「先週まではモタモタしていましたが、しまいの動きは良かったですね。このひと追いで変わるはず」と満足げな表情。担当の平野助手も「夏はゆっくりしたけど、ジョッキーの感触も?緩んでいる感じはない?とのことでした。何も不安はないですね」と万全を強調する。

 「菊花賞ピークを持って行きたい」と指揮官が語るように、狙うはあくまで次の大一番。それでも、前哨戦でつまずくわけにはいかない。

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