【シリウスS予想】過去のデータにとらわれず組み立てたい 下半期のダート戦線占うハンデ重賞

2022年10月01日(土) 06:35

バーデンヴァイラーに期待(提供:岩手県競馬組合)

 昨年、一昨年に引き続き中京競馬場ダート1900戦で行われるシリウスSチャンピオンズカップが行われる1800m戦との違いはホームストレッチ坂下からの発走か、坂の途中からの発走かという部分。たかが100m、されど100mで求められるものが大きく変わる。また従来行われていた阪神競馬場の2000m戦のスタート部分は芝。ハンデ戦でもあり、過去のデータは気にしないほうが良いかもしれない。

 ◎バーデンヴァイラーは盛岡競馬のマーキュリーカップ優勝馬。骨折などがあってまだキャリアが浅く出世が遅れているが、ダートに限れば8戦して6勝3着1回。人気になりそうなので、先物買いという表現はしにくいが、将来性も含めて魅力ある1頭だ。

 米国ブリーダーズCディスタフに勝ったマルシュロレーヌの半弟で、父がドゥラメンテ。血統的にもスケールが大きく、ダートに対する適性も高い。56kgでオープン特別に勝っているとはいえ、54kgでダートグレードに勝利したばかりの馬に57kgとは少々見込まれた感もあるが、そのあたりにもハンデキャッパーの期待がうかがえる。レースぶりに注目したい。

 〇ジュンライトボルトは新潟競馬場のBSN賞優勝馬。芝のオープンクラスではやや決め手不足が否めなかったが、今年の夏からはダートへと矛先を変えてリステッド競走で2着、1着。ダート適性の高さを示すとともに、決め手不足を補っている。エアグルーヴからダイナカールへとさかのぼるファミリーで、半兄のグルーヴィット(父ロードカナロア)は中京記念の優勝馬。勝てば兄弟で中京競馬場重賞制覇となる。

 ▲ハヤブサナンデクンはハンデ戦の三宮Sで55kgを背負い6馬身差で圧勝した。当時の2着馬は4月のアンタレスS3着馬で、三宮SのあとジュライSを快勝している。本馬の重賞競走への挑戦は3歳夏のレパードS以来だが、中京競馬場は5戦して3勝2着2回。中でも1900mの舞台は2勝クラス特別、3勝クラス特別と2戦2勝。先行力が武器だが、東京競馬場2100mのリステッドレースでも2着があるようにスタミナも兼備している。得意の舞台で重賞初制覇を狙う。

 △ハピは今年5月の鳳雛S優勝馬でジャパンダートダービー4着、レパードS3着。ここ2戦は前半の位置取りが悪く勝ち運に見放されているが、過去5戦いずれもメンバー最速の上がりタイムを記録しているように強靭な末脚が武器。前崩れの展開になるようなら、この馬の末脚が怖い。

 △サンライズホープは昨年の優勝馬。先行力を武器とし、これまでのキャリアの中で強い馬たちを相手にキャリアを積んできた。経験を活かしたい。中京コースを得意としている△オーヴェルニュともども侮れない存在だ。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す