【天皇賞(秋)】栗東レポート ジャックドール(藤岡健一調教師)

ラジオNIKKEI

2022年10月26日(水) 14:54

10月30日(日)に東京競馬場で行われる第166回天皇賞(秋)(GI)に出走予定のジャックドール(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)について、藤岡健一調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「(札幌記念は)逃げる形でずっと競馬してきましたが、強い逃げ馬がいるとわかっていて、どういう競馬になるかと思っていました。もともと控えて競馬ができるかなと思っていたので、控える競馬になり、しっかり結果を出してくれて、最後は時計がかかりましたが、良い競馬をしてくれたと思います。

特に調教や馬具を変えたわけではありませんが、折り合いが特に悪いという馬ではないので、どれだけリラックスして走らせられるかを主眼に置いてやってきました。

成長はしてくると思っていましたが、もともと馬体が完成されている馬で、少し余裕を持って夏を過ごしたいと思っていました。(前走の体重増は)その分のプラスかなと思います。

(1週前追い切りは)1頭前に置いて、折り合い面と、ある程度の負荷をかけたい、ということで、併せ馬でなるべく時計を出してほしいと。全体の時計も速かったですし、動きも良かったと思います。

先週、想定よりちょっと速い追い切りになり、負荷がかかったと思っていまして、(今日の追い切りは)追いかける形で力が入りすぎるのも嫌だな、と思ったのと、オーバーワークを避けるため、時計はそれほど出さなくて良い、ということで単走にしました。

全体の時計が思ったより遅かったので、終いはどうかと思っていましたが、ちょっと促した程度で反応は良かったと思いますし、一番外を回っていましたので、最近の栗東は馬場が重たいですし、負荷がかかりすぎず、良い調教が出来たと思います。

全体の時計からすると物足らない部分はあるのですが、先週からの状況を考え、輸送を踏まえるとちょうど良いと思います。前走は余裕を残したということもあり、(体重は前走より)マイナスにはなってくると思います。春は506kgから508kgで競馬をしているので、そこからプラスでも大丈夫だと思いますが、510kgを切るくらいがちょうどかなと思います。

もともと、ちょっと疲れが溜まりやすい体質ではあったので、5連勝中も間隔を取りながら使っていました。

大阪杯は、金鯱賞からの中2週ということがわかっていましたので、そこをどう乗り越えてくれるかなと思っていましたが、ちょっときついローテーションになって、馬にはかわいそうなことをしたかなと思っていますが、馬場状態も思ったより悪く、前半の時計も想定より少し速く、落鉄もしていましたが、0.5秒差の5着でした。

馬体的には元々良い馬で、それほど変わっている印象は無いです。精神的には落ち着きが出てきて、スイッチが入るところはちゃんと入る、良い面が出てきていると思います。

逃げて勝ってきていて、(札幌記念で)控えて勝てたのはそういう面かなと思います。東京の実績もありますし、左回り、2000mはずっと使ってきているので、一番良い舞台かなと思いますし、前走と前々走は右回りでも結果が出ていますが、すべての面で条件は好転しているのではないかと思います。

(息子の藤岡佑介騎手は)ずっと乗ってくれているので、そのジョッキーが乗ってくれるというだけなのですが、もちろん勝ってほしいと思いますし、一番向いているジョッキーだと思っていて、その結果親子で、ということになれば、それが一番嬉しいです。

歴史上、というのは抜きにして、彼もGIを勝ちたいでしょうし、私も勝ちたいので、みんなの思いで、結果的に勝てれば良いと思います。

なかなかこれだけの馬に巡り合うチャンスはお互いに無いと思うので、それが良い方へ向いてくれて、その結果、そうなれば彼も嬉しいでしょうし、私も嬉しいし、オーナーも含め、みんなのために頑張りたいと思います。

結構ファンの多い馬で、きれいな馬で見栄えもしますし、実力もありますし、その中でGIタイトルを獲らないことには一流のスターホースにはなれないと思うので、ここ一番頑張って、GIタイトルを獲れるようにしたいと思います。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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