海外を転戦し重賞連勝 現役引退の古豪ステイフーリッシュの活躍をプレイバック

2022年10月28日(金) 20:18

ラストランとなった凱旋門賞出走時のステイフーリッシュ(撮影:高橋正和)

 今年2月から3月にかけてサウジアラビアとドバイを転戦、海外重賞連勝を飾ったほか中・長距離重賞路線を湧かせた古豪ステイフーリッシュ(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)の現役引退が報じられた。今後は北海道千歳市の社台ファームで乗馬となる予定。28日、JRAがホームページ上で発表した。

 ステイフーリッシュ父ステイゴールド母カウアイレーン、母の父キングカメハメハ。伯父にGIを2勝した快速馬ブラックホーク、伯母に2007年NHKマイルカップ(GI)覇者ピンクカメオがいる血統。

 2017年にデビュー戦を白星で飾り、続くホープフルS(GI)で3着に好走。以降コンスタントに中・長距離重賞路線へ出走を重ね、2018年の京都新聞杯(GII)を制するなど実績を残している。

 今年2月にはサウジアラビアへ遠征を敢行。芝3000mのレッドシーターフH(沙G3)を逃げ切り、海外重賞初制覇を飾った。そのまま海外を転戦し、3月のドバイワールドカップデーでは芝3200mのドバイゴールドC(首G2)に出走。ゴール前で抜け出たマノーボ(Manobo)を差し返して海外重賞連勝を果たした。

 ドバイで勝ち星を挙げた後は帰国し宝塚記念(GI)に出走。今秋にはフランスで行われる大舞台への参戦に向けてふたたび日本を発ち、8月のドーヴィル大賞(仏G2)で2着、凱旋門賞(仏G1)にも出走していた。通算成績は34戦4勝。

(JRAのホームページによる)

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