【天皇賞・秋】イクイノックス悲願のG1初制覇 ルメール「本当のイクイノックス見せられた」

スポーツ報知

2022年10月30日(日) 16:05

イクイノックス(右から3頭目)をG1初制覇に導いたルメールはガッツポーズ(カメラ・池内 雅彦)

◆第166回天皇賞・秋(10月30日、東京・芝2000メートル)

 伝統の中距離G1は3〜8歳の強豪15頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った1番人気のイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が大逃げに出た7番人気のパンサラッサ(吉田豊騎手)をゴール前で差し切り、春2冠連続2着の雪辱を果たして、初のG1タイトルを獲得した。勝ち時計は1分57秒5(良)。昨年のエフフォーリアに続き、2年連続5頭目の3歳馬勝利となった。

 JRA・G1は昨年末のホープフルSから1番人気の連敗が16まで伸びていたが、ついにストップ。17年王者のキタサンブラックの産駒は初のG1制覇で、天皇賞・秋史上4組目の父子制覇が実現した。

 2着は1馬身差でパンサラッサが粘り込み、さらに首差の3着には4番人気のダノンベルーガ(川田将雅騎手)が入った。

 クリストフ・ルメール騎手(イクイノックス=1着)「パンサラッサは前に行ったけど、イクイノックスはすごくいい脚で伸びてくれました。素晴らしい馬ですね。(道中はパンサラッサの大逃げを)見ていなかったので、直線向いてから彼(パンサラッサ)をみた。(届くかどうか)心配していましたが、イクイノックスの反応がよかった。ただ15馬身ほど差はあったと思うので、心配していましたけど。今回が彼(イクイノックス)の最初のG1ですが、これが最後ではない。改めてこれからのG1取れると思います。無事なら、今後はどこでもいけると思います。スタミナもありますので、ジャパンC有馬記念に出れば、大きなチャンスがあると思います。春はアンラッキーだったけど、きょうは本当のイクイノックスを見せられることができました」

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