【次走】ユーバーレーベンがジャパンカップ参戦 「距離延長もいい」

2022年11月02日(水) 19:50

昨年のオークス制覇時のユーバーレーベン(撮影:下野雄規)

 前走の天皇賞・秋(GI)で8着だったユーバーレーベン(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)は、11月27日に東京競馬場で行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)へ向かう。管理する手塚貴久調教師は「いい競馬だった。次はもっと良くなるし、距離延長もいい」とコメントした。

 ユーバーレーベンは父ゴールドシップ母マイネテレジア、母の父ロージズインメイ。二代母マイネヌーヴェルは2003年のフラワーC(GIII)覇者で、半兄には昨年の新潟記念を制したマイネルファンロンがいる血統。

 2020年6月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を白星で飾ると、続く札幌2歳S(GIII)では2着に好走した。GI初挑戦となった同年の阪神JF(GI)では、ソダシサトノレイナスに次ぐ3着入線を果たし、2歳シーズンを終えた。

 3歳始動戦となったフラワーC(GIII)、オークストライアルのフローラS(GII)で続けて3着となり、収得賞金の加算および優先出走権獲得は叶わなかったが、出走可能となった昨年5月のオークス(GI)で巻き返しGIタイトルを獲得。この勝利により、父ゴールドシップにとっては産駒GI初制覇、また同馬を所有するサラブレッドクラブ・ラフィアンはクラシック競走初制覇となった。

 その後、牝馬三冠最終戦・秋華賞(GI)と同年のジャパンカップ(GI)に出走し3歳シーズンを終えると、今年3月にはドバイ遠征を敢行するなど牡馬混合重賞へ積極的に出走を重ねている。通算成績は13戦2勝。

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