愛オークス馬マジカルラグーン エリザベス女王杯の結果次第でジャパンCも視野に

2022年11月07日(月) 20:44

アイルランドから来日したマジカルラグーン(c)netkeiba.com、写真提供:ハリントン厩舎

 今週末に阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯に向け、10月29日にアイルランドから来日した今年の愛オークスマジカルラグーン。愛オークス馬の出走は2011年のスノーフェアリー以来のこと。レースでの勝算は? 日本の馬場に対する印象、そして気になるその後のローテーションについて、ローリン・ファルクナー担当厩務員、ザラ・ネルソン調教助手を直撃した。

──ようこそ日本へ、大変長旅だったと聞きましたが、到着後の様子は?

「私がマジカルラグーンの輸送に同行し、ザラとは日本で落ち合いました。シャノン空港からフランクフルトで一泊して、大阪に着きました。輸送は問題なく、状態にも満足しています」

──8月の前走後、いつ頃エリザベス女王杯出走が決まりましたか?

「大体2ヶ月前くらいに日本に行くことがはっきりと決まりました」

──エリザベス女王杯後の予定は決まっていますか?

「もちろん結果とレース後の状態によりますが、東京(ジャパンC)で走るかもしれません」

──ガリレオ産駒は日本ではあまり活躍していません。彼女にとって日本の馬場や独特のペースはどうだとお考えですか?

マジカルラグーンは時計の出る馬場を好んでいて、良い成績を残しています。アスコットやカラの良馬場で勝っているので、日本の馬場も問題ないと思っています」

──これまですべてのレースで騎乗し、厩舎の専属騎手でもあるシェーン・フォーリー騎手との関係性について教えてください。

「とても良い関係です。シェーン・フォーリー騎手は冬の馴致時期から厩舎の1歳馬にたくさん騎乗します。2歳の3、4月には厩舎の馬を熟知した状態です。厩舎での調教はもちろん、カラ競馬場での追い切りにも騎乗します。デビューする前から馬をよく理解した上でレースに臨むのはとても役に立ちます。同じ騎手が乗り続けるので、馬との関係性が構築でき、レースで何が必要かわかっています」

──最後に日本で出走した愛オークス馬はスノーフェアリーで2011年に同レースを優勝しています。その再現となることを祈っております。

「そうなるといいと思っています! ありがとうございました」

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