前走府中牝馬S2着の後、マイルCS(11月20日・阪神芝1600m)に向けて調整を進めているソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)。今朝9日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　1回目のハローが終了した時間帯のCWで併せ馬。エリザベス女王杯の出走を予定しているルビーカサブランカが先行して、吉田隼人騎手が跨るソダシは後ろから。3コーナー手前では1秒以上後ろという状況だったが、4コーナーでは勢い十分に外から差を詰めていく。

　手応え的には並びかけて、すぐに追い越すかと思われたが、さすがに相手は重賞ウイナー。ルビーカサブランカも最後の直線は11秒台のラップを刻んで抵抗していたが、手応えはソダシ優勢かなという感じで、ほぼ同入のフィニッシュ。

　時計6F79.5〜5F63.9〜4F49.3〜3F35.4〜2F22.6〜1F11.3秒。今春のヴィクトリアマイルを勝った時、1週前追い切りはCWだったが、当時は単走。それを思えば、今回の方が強い負荷をかけているし、馬には力みがなく、すごくいい雰囲気。4戦4勝の芝マイルで今の状態なら、強豪の牡馬相手でも、という評価をしたくなる。

(取材・文：井内利彰)