国内ダート路線改革案が発表 さきたま杯JpnI昇格、ジャパンダートダービーの改称決定など

2022年11月28日(月) 19:07

今年のジャパンダートダービーを制したノットゥルノ(撮影:高橋正和)

 28日、JRAとNARは全日本的なダート競走の体系整備に関する改革案を発表した。

 これは芝とダートを両輪とする日本競馬の発展を目指し、地方競馬が主体となってダート競走の体系整備を行うもので、主な変更点は「3歳ダート三冠競走を中心とした体系整備」と「2、3歳ダート短距離路線の整備」、「既存ダートグレード競走の見直し」の3点。

 1点目は、東京ダービーおよび羽田盃を新たにダートグレード競走化し、JpnIとして格付け。ジャパンダートダービージャパンダートクラシックに競走名を変更のうえ、10月上旬に移設。これら3競走を「3歳ダート3冠競走」と位置づけ、賞金額の増額、3冠ボーナスを設定する。

 1月にブルーバードカップを新設するほか、羽田盃の前哨戦に雲取賞京浜盃をダートグレード競走として実施。ユニコーンS東京ダービーの前哨戦として実施時期等を変更する。ジャパンダートクラシックの前哨戦には不来方賞が追加され、新たにダートグレード競走となる。

 2点目は、兵庫CSを3歳短距離路線の頂点と位置づけ、距離を1870mから1400mへ変更。2歳秋および3歳春に「重賞級認定競走」を新設。各主催者、ブロックごとに短距離競走の体系を整備する。北海道スプリントカップを3歳限定戦に変更し時期を変更、エーデルワイス賞は時期のみ変更する。

 3点目はさきたま杯がJpnIIからJpnIへと昇格。川崎記念は時期を変更する。エンプレス杯は実施時期と負担重量をグレード別定から定量への変更が行われる。TCK女王盃は実施場を園田競馬場へ変更するとともに、兵庫女王盃への改称が決定。マリーンカップは3歳限定戦への変更および実施時期等を変更する。

 そのほか、上記変更に伴って実施時期や負担重量が変更になるダートグレード競走は以下の通り。
 かきつばた記念ダイオライト記念名古屋グランプリ名古屋大賞典エンプレス杯クイーン賞ブリーダーズゴールドカップ

 開始時期は2歳路線は2023年、3歳路線および古馬路線は2024年。全日本的なダート競走体系の整備により、高い能力を持った馬が適性に応じて活躍できる場を提供し、魅力ある競走を実施することで、ダートグレード競走の質と価値を高めるとしている。

(JRA、NARのホームページによる)

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