【エルフィンS】“ひと味違う”津村騎手がクイーンオブソウルのために中京遠征「落ち着いていければチャンスはある」/トレセン発秘話

東京スポーツ

2023年02月02日(木) 18:01

津村騎手とコンビを組むクイーンオブソウル(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 今年も早くも2月に入りましたが、年明けから好調をキープしているのが津村明秀騎手(37)です。先週終了時点で計7勝。キャリアハイを更新するペースで勝利数を伸ばしています。1月14日には1R、4R、5Rと1日3勝。現在関東リーディング4位につけています。

 1月5日生まれの津村騎手ですが、例年年明けの成績は芳しくないんだとか。「去年なんて1月に2勝だったからね。たまたまいい馬に乗せてもらっているのもあるけど、今年はイメージ良くこれているよ」とご本人。続けて「最近はこれまで以上に次につながる競馬を心がけるようにしているんだよね。それもあって、一戦一戦教えたことが実になって勝ち上がるレースが増えてきているように感じる」。このように自身の好調を分析していました。

 もちろん、今週も活躍が期待できます! 土曜(4日)中京10RエルフィンS(芝1600メートル)に出走するクイーンオブソウルは、かなりの好素材。新馬戦は逃げて上がり最速の脚を使って2着に5馬身差。他馬を寄せ付けることなく完勝してみせました。津村騎手は「調教から期待していたんだけど、レースでもセンスが良かった。スタートも速かったし、リズムを壊さずに行ってしまいも突き放すいい内容」と前走を振り返っていました。

 この中間も調教に騎乗しレースへ向けての態勢を整えています。「変わらず動きはすごくいい。ただ、口向きが初戦より難しくなっているから、そのあたりがレースでどうなるかだね。でも、センスがある馬だから中京も問題ないし、落ち着いていければチャンスはあると思うよ」と気合十分。

 今年は“ひと味違う”津村騎手が、今週はこの馬のために中京遠征へ。09年レッドディザイアや20年デアリングタクトなど、ここを通過点にクラシック戦線で活躍した馬を輩出する牝馬の出世レース。クイーンオブソウル=津村コンビがどんな競馬をするか、注目です。

(美浦の好調津村マーク女子・三嶋まりえ)

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