5月28日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)について過去10年の枠順データから検証していく。

　枠別では最多となる6頭の馬券絡みが1枠で、そのあとに5頭で2枠と6枠が続く。一方で最少は3枠と5枠の2頭ずつ。

　過去10年の枠順別成績は以下の通り。

【1枠】3- 2- 1-14/20　勝率15.0％ 複勝率30.0％
【2枠】1- 1- 3-15/20　勝率5.0％ 複勝率25.0％
【3枠】1- 0- 1-18/20　勝率5.0％ 複勝率10.0％
【4枠】0- 2- 1-16/19　勝率0.0％ 複勝率15.8％
【5枠】1- 1- 0-18/20　勝率5.0％ 複勝率10.0％
【6枠】1- 2- 2-15/20　勝率5.0％ 複勝率25.0％
【7枠】2- 1- 1-25/29　勝率6.9％ 複勝率13.8％
【8枠】1- 1- 1-27/30　勝率3.3％ 複勝率10.0％

　1〜4枠が【5-5-6-63】で勝率6.3％、複勝率20.3％。5〜8枠が【5-5-4-85】で勝率5.1％、複勝率14.1％。1着〜3着の頭数は互角だが、総数が少ないぶん内枠のほうが好成績を残している。また、人気薄に関しては内枠が必須。6番人気以下で好走した7頭のうち6頭が4枠より内だった。

　フルゲートが18頭立てとなった92年以降、最多となる8勝を挙げているのが1枠。「ダービーはもっとも運が良い馬が勝つ」と言われるが、枠順もひとつの“運試し”。勝負のカギを握るかもしれない。