【日本ダービー】社台ファームが13年ぶり7勝目なるか ソールオリエンスなど3頭出し

2023年05月24日(水) 16:00

無傷の3連勝で皐月賞を制したソールオリエンス(ユーザー提供:あんパンさん)

 社台ファームが日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の13年ぶり7勝目を目指し、ソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)、シャザーン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)、ベラジオオペラ(牡3、栗東・上村洋行厩舎)の3頭を送り込む。

 社台ファームは55年に先代の吉田善哉氏が創業した。69年のオークスをシャダイターキンが制し、クラシック初制覇。その後も次々とビッグレースを制したが、ダービーには縁がなかった。待望の初制覇は86年のダイナガリバー。その後は95年タヤスツヨシ、96年フサイチコンコルド、00年アグネスフライト、03年ネオユニヴァース、10年エイシンフラッシュで通算6勝。これはグレード制が導入された84年以降に限ると、ノーザンファームの11勝に次いで2位となる。

 今年のエース格はソールオリエンスだ。皐月賞は4角でも後方だったが、そこから大外一気の差し切り。コーナリングが粗削りなので、広くて直線が長い東京に替わるのはプラス。無敗での2冠達成へ視界良好だ。

 伏兵陣にも注目したい。シャザーンロードカナロア産駒だが、体型的に2400mへの距離延長は問題なし。末脚を生かせる東京替わりは歓迎材料といえる。一方、ベラジオオペラスプリングSの覇者。前走の皐月賞はハイペースに泣いて10着に沈んだが、リズム良く運べれば巻き返し可能だろう。

 10年のエイシンフラッシュ以来、13年ぶりの戴冠は待ったなし。00年の1着アグネスフライト─2着エアシャカール以来となるワンツーまで期待できそうだ。

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