【安田記念予想】スピードや底力など“総合力”が試される上半期のマイル王決定戦

2023年06月04日(日) 06:35

安田記念に出走予定のセリフォス(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦

 台風の影響が心配されるが、東京競馬場のワンターンコースで行われる春のマイル王決定戦。バックストレッチ後半と直線なかばに坂が設けられているが、そこからゴールまでは平たんコース。東京マイルに求められるものはスピードと瞬発力、そして最後まで頑張り抜く底力とスタミナが問われるレースになりそうだ。

 ◎セリフォスマイルCSの優勝馬。国内ではマイル専門に使われて【5-1-0-2】。2度の4着がいずれも東京マイルという点は気になるも、NHKマイルCは前半に力んだことがゴール前に響き、安田記念は3歳馬ということを考えれば0.1秒差4着というのは健闘と言えなくもない。仏ダービー馬ルアーヴル産駒の母シーフロントは仏国のマイルで5勝。リステッドに勝ち、ジャンロマネ賞(G1)4着という活躍牝馬。重厚な母系を持つダイワメジャー産駒なのでパンパンの良馬場で究極の瞬発力争いになれば分が悪かったかもしれないが、やや渋り目の馬場が味方してくれそうだ。

 〇シュネルマイスターNHKマイルCの優勝馬で、安田記念は昨年2着で一昨年3着。鋭い決め手を武器も東京マイルを得意とするも毎日王冠1着、弥生賞2着と長い距離にもしっかりと対応できている。逃げ、先行がそろった今回は昨年、一昨年とは違った流れになりそうだが、前走のマイラーズCのような流れになれば瞬発力が生きる。馬場の回復度合も気になるところだ。

 ▲イルーシヴパンサーは昨年の1番人気馬。後方からメンバー最速の末脚で追い込んだが、レースの上がりラップが11.2〜11.0〜11.4では苦しい。それでも勝ち馬から0.2秒なのだから8着という着順の印象から受けるほど大きく負けたわけではない。夏の関屋記念は暑さで調子を崩し立て直しに時間がかかってしまったようだが、中京競馬場の京都金杯を勝ったように左回りのマイル戦は得意。今年のメンバーならあっと言わせることも可能だ。

 △ソウルラッシュは昨年のマイラーズC優勝馬。昨年の安田記念は前が壁になって力を出しきれなかった。富士Sセリフォスにクビ差及ばなかったが斤量が3kg差あり、昨秋のマイルCSは3着ソダシからハナ差4着。前走のマイラーズCシュネルマイスターから0.1秒差3着。連勝中の勢いはないが、堅実な成績を残している。

 △マテンロウオリオンNHKマイルC2着。ダービー以降は結果を出せないレースが続いているが内容は良化している。侮れない。△ソダシと△ソングラインの実績は認めるがヴィクトリアマイルで目いっぱいの競馬をしての中2週。やや評価を下げた。

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