「長距離戦は騎手で買え」の格言 天皇賞(春)を前に分析してみた

2024年04月26日(金) 18:15

J.モレイラ騎手とタスティエーラ(昨年10月撮影、ユーザー提供:リョッティーさん)

 昔から「長距離は騎手で買え」と言われる。では、どの騎手を買えば的中に近づけるのか。天皇賞(春)を控え、勝率、複勝率、回収率などから、3000m以上で注目したい騎手を紹介する。

 10年以降の芝3000m以上のレース、全94鞍が対象だ。勝率、複勝率ともにトップはルメール騎手だが、現在はケガで休養中。長距離戦に10回以上騎乗しており、天皇賞(春)に騎乗予定がある騎手に限ると、勝率は岩田望来騎手が15.8%、複勝率は武豊騎手が37.5%でトップとなっている。前者はスマートファントム、後者はサリエラで参戦する。

 また、回収率は和田竜二騎手が優秀だ。単勝が109%、複勝が117%。さすがはデビューイヤーにステイヤーズSを制したジョッキーだけある。天皇賞(春)ディープボンドとのコンビで目下3年連続2着。今年は伏兵プリュムドールを駆って、01年のテイエムオペラオー以来となる23年ぶり3勝目を目指す。

 人気馬に騎乗予定の騎手もチェックしよう。ドゥレッツァの戸崎騎手は[1-3-4-21]の勝率3%、複勝率28%。直近の長距離GIでは、19年の天皇賞(春)グローリーヴェイズで2着、20年の菊花賞サトノフラッグで3着、21年の天皇賞(春)カレンブーケドールで3着と、惜敗が目立つ。この視点でいくと、ドゥレッツァも3連単の2&3着に据えるのが正解かも。

 一方、テーオーロイヤルの菱田騎手は[3-0-2-3]の勝率38%、複勝率63%と好成績だ。そのほとんどがテーオーロイヤルとのコンビによるものとはいえ、長距離は得意といえる。モレイラ騎手は3回しか騎乗経験がなく、18年の菊花賞グロンディオーズで13着、昨年のダイヤモンドSスタッドリーで10着、同じく菊花賞タスティエーラで2着だった。ここでJRAの長距離初勝利となるか、その手綱捌きに注目したい。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す