米国・キーンランド競馬場で10日、ブルーグラスS(米G1・ダート9f)が開催される。ケンタッキーダービー(米G1・ダート10f)前哨戦として9fを舞台に8頭の3歳馬によって争われる(バードストン Birdstoneは血液検査の結果、白血球の数が通常値よりも多く検出されたためにレースを回避)。1番人気が予想されるのは、昨シーズン3戦3勝をあげ、前走のサンラファエルS(米G2)で2着となったライオンハート Lion Heart(父Tale of the Cat)。そして続いて2番人気は、前走のフロリダダービー(米G1)で3着と好走したN.ジトー厩舎のザクリフズエッジ The Cliff's Edge(父Gulch)となっている。また、昨年の2歳チャンピオン・アクションディスデイ Action This Day(父Kris S.)も出走を予定。BCジュヴェナイル(米G1・ダート8.5f)以降、2月のシャムSと3月のサンフェリペS(米G2)に連敗しており、ここで巻き返しをはかる。

　10日、米国オークローンパーク競馬場ではアーカンソーダービー(米G2・ダート9f)が行われる予定で、11頭が出走を予定。前走のレベルS(米G3・ダート8.5f)に圧勝し、目下5連勝中のスマーティージョーンズ Smarty Jones(父Elusive Quality)が本命視されている。昨年11月のステークスレースで、驚異的な15馬身差をつけて圧勝したスマーティージョーンズは、今季初戦のカウントフリートSでも後続を5馬身しりぞける強い競馬を披露。クラシックに向けて有力視されている。そのスマーティージョーンズの最大のライバルと予想されるのが、ルイジアナダービー(米G2・ダート8.5f)2着のボレゴ Borrego(父El Prado)、さらに、レベルS2着のパージ Purge(父Pulpit)である。