メダグリアドロー引退

2004年06月07日(月) 12:08

 02年トラヴァーズS(米G1・ダート10f)など、G1・3勝の実績馬メダグリアドロー Medaglia d'Oro(牡5、米・R.フランケル)の引退が発表された。来年から、シアトリカル Theatricalジェイドハンターらが繋養されている米国・ケンタッキー州レキシントンのヒルンデイルファームで種牡馬入りする。種付け料については未定。

 メダグリアドローは、父El Prado(その父Sadler's Wells)、母Cappucino Bay(その父Bailjumper)という血統。デビューから4戦2勝、2着2回の成績で臨んだ02年ケンタッキーダービー(米G1)では2番人気に支持されるも、現在日本で種牡馬生活を送るウォーエンブレム(牡5、父Our Emblem)の4着に敗れる。続くプリークネスS(米G1)8着後の、3冠最終戦ベルモントS(米G1)では6番人気ながら2着に好走。トラヴァーズSを制して挑んだその年のブリーダーズCクラシック(米G1)では1番人気ながら、ヴォルポニ Volponi(牡5、父Cryptoclearance)から6.1/2馬身差の2着に、翌03年はホイトニーS(米G1・ダート9f)を勝つなどの5戦3勝の成績を残したが、ブリーダーズCクラシックでは1番人気ながらプレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfect(牡6、父Pleasant Colony)の2着に敗れた。

 今年は2月のドンH(米G1)で通算3度目のG1制覇を達成し、3月27日のドバイワールドC(首G1)に臨んだが、再びプレザントリーパーフェクトの2着に敗れていた。同レースが現役最後のレースになった。通算成績は17戦8勝(G1・3勝)。また、2着が7回(うちG1・6回)あり、連を外したのは生涯2回だけという実力馬だった。

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