白山大賞典、タイムパラドックス圧勝

2004年10月12日(火) 15:53

 12日、金沢競馬場で行われた白山大賞典(交流G3・ダート2100m、1着賞金3000万円)は、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)タイムパラドックス(牡6、栗東・松田博資厩舎)が、道中好位追走から向正面で早めに先頭に立つと、直線後続を突き放して圧勝。重賞4勝目を飾った。勝ちタイムは2分14秒4(稍重)。7馬身差の2着には道中好位追走の7番人気エイシンクリバーン、さらに8馬身差の3着には5番人気ホシオーと地元金沢勢が続いた。2番人気ミツアキサイレンスは6着、3番人気ハギノハイグレイドは5着に、それぞれ敗れた。

 勝ったタイムパラドックスは、父ブライアンズタイム母ジョリーザザ(その父Alzao)という血統で、従兄には96年天皇賞・春有馬記念(共にG1)を制したサクラローレル(牡13、父Rainbow Quest)がいる。今年1月の平安S(G3)で重賞初制覇を果たし、4月のアンタレスS(G3)で重賞2勝目。東海S(G2)2着、帝王賞(交流G1)4着の後、ブリーダーズゴールドC(交流G2)では昨年の覇者イングランディーレ(牡5、美浦・清水美波厩舎)を破り交流重賞を初制覇。前走エルムS(G3)では、パーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)の3着に敗れていたが、今回の勝利で重賞4勝目、通算では11勝目を挙げた。通算成績29戦11勝(うち地方3戦2勝)。

 鞍上の横山典弘騎手、管理する松田博資調教師ともに同レース初制覇。横山典弘騎手は、昨日もユートピア(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)でマイルCS南部杯(交流G1)を制しており、今年交流重賞2勝目となった。

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