ジェンティルドンナは惜しい2着/ドバイシーマクラシック

2013年03月31日(日) 02:28

ジェンティルドンナ(写真左)は無念の2着/ドバイシーマクラシック(撮影:沢田康文)

 31日2時20分(現地21時20分)、UAEドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイシーマクラシック(GI・芝2410m・1着賞金300万USドル)に、日本から桜花賞オークス秋華賞の牝馬3冠、ジャパンCを制して2012年の年度代表馬に輝いたジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)と、現地での前哨戦を一叩きして挑むトレイルブレイザー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)の2頭が出走した。

 岩田康誠騎手を背に、11頭立ての8番枠からスタートしたジェンティルドンナは、好スタートを決めて道中3番手の外目から運び、4コーナーもいい手応えで回って最後の直線へ。直線半ば、2番手追走から先に抜け出したセントニコラスアビー(牡6、愛・A.オブライエン厩舎)が内、ジェンティルドンナを外にして2頭が後続を引き離しての追い比べとなるが、残り100mで振り切ったセントニコラスアビーを捕らえ切れず2着に敗れた。

 なお、武豊騎手騎乗のトレイルブレイザー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)は、道中5番手を追走するも直線に向いて伸びを欠き、最下位11着に敗れた。

 ジェンティルドンナは、父ディープインパクト母ドナブリーニ、母父Bertoliniという血統。昨年、ジャパンカップで2011年のクラシック3冠馬にして、凱旋門賞2着馬のオルフェーヴルを破り、GI4勝を挙げた日本の新女傑の今年の初戦。実績から現地でも堂々の1番人気に推されるなど、レース前から抜群の注目度を集めての出走になったが、厳しいアウェー戦を改めて感じさせる2着に敗れ、昨年の桜花賞から続いた連勝は5でストップとなった。

岩田康誠騎手のコメント】
悔しいです。日本と違うゲートに戸惑い、出遅れてしまいました。弾むように走っていたので、芝は問題なかった。最後も捕まえられると思ったのですが、道中掛かっていた分、伸び切れませんでした。それでも世界と戦える手応えはつかめましたし、次はもっと強いジェンティルを見せたいです。

武豊騎手のコメント】
スタートもよく3コーナーまでは思い通りでしたが、そこから付いていけなくなってしまいました。コンディションでしょうか・・・。残念です。

【プロフィール】
ジェンティルドンナ(牝4)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
母父:Bertolini
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
通算成績:10戦7勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2012年桜花賞(GI)・オークス(GI)・秋華賞(GI)・ジャパンC(GI)

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