スピードのノーザンリバーか、パワーのベストウォーリアか/プロキオンSの見どころ

2014年07月07日(月) 12:00

芝、ダートの重賞で計4勝を挙げているノーザンリバー(写真は2013年カペラS優勝時、撮影:下野雄規)

 アグネスタキオン産駒で、軽いスピードを武器に芝、ダートの重賞で計4勝を挙げているノーザンリバーと、並外れたパワーでユニコーンS勝ちや、すばるSでのレコード勝ちを収めているベストウォーリアの対決に注目が集まる今年のプロキオンS。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■7/13(日) プロキオンS(3歳上・GIII・中京ダート1400m)

 ノーザンリバー(牡6、栗東・浅見秀一厩舎)は3歳時に芝のアーリントンCを勝つなど、ダート馬としては軽いスピードが武器の馬。距離の1400mはベストと言っても良い条件だし、梅雨の時期で脚抜きの良いダートになれば、そのスピードをいかんなく発揮できそう。前走のさきたま杯に引き続き、重賞連覇が期待される。

 ベストウォーリア(牡4、栗東・石坂正厩舎)は並外れたトモの筋力を武器に、3歳春はユニコーンSを制覇。その秋には休み明けの武蔵野Sで3着に入線すると、年明けのすばるSでレコード勝ち。フェブラリーSは惨敗してしまったが、オアシスSで完勝し素質の高さを見せつけた。前走はハンデ戦で取りこぼしてしまったが、今回は重賞2勝目が期待されるところだ。

 この2頭に続くのはゴールスキー(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)か。同じ左回りで直線が長い東京1400mの根岸Sを勝っているし、条件的には申し分ない。実績はここでも上位だし、条件適性の高さで巻き返しを図る。

 その他、8歳になっても重賞戦線で活躍するダノンカモン(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)、条件適性が高く連覇が期待されるアドマイヤロイヤル(牡7、栗東・橋田満厩舎)、13戦連続で3着以内に入るなど堅実で、ここにきてオープン特別2連勝と力を付けているキョウワダッフィー(牡6、栗東・笹田和秀厩舎)、軽快なスピードが武器の3歳馬コーリンベリー(牝3、栗東・柴田政見厩舎)なども上位争いに食い込んできそう。発走は15時35分。

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