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ハープスター松田師「(凱旋門賞を日本で)初めにとってみたい」/凱旋門賞共同記者会見

2014年10月01日(水) 23:00

「(凱旋門賞を日本で)初めにとってみたい」と語る松田博資調教師(撮影：花岡貴子)

■ハープスターを管理する松田博資調教師

――今日の調教内容を教えてください

松田「今日は芝で2000mをサッとやりましたけど、変わりないです」

――追い切りを終えたあとの状態は？

松田「相変わらず変わりはないです。順調にいっています」

――今までのハープスターのレースを見ていると、いつもかなり後ろから追いかけるように思います。今回もそのようなレースをされますか？

松田「まだわからないです。スタートしてみないと。でも、急に変えるなんてこともないし。まぁ、馬任せです」

――乗っていた中留助手の報告は？

松田「『変わりない』です」

――今朝の追い切りの様子はいつも栗東で見ているハープスターの動きとはまた少し違うように見えましたがそれについて先生の印象は？

松田「わたしらも(コースを)1まわり見られるわけではない。直線の様子しか見られない。だから、変わりなかったです」

――札幌記念では洋芝を走り結果が出ました。こちらの洋芝はどうですか？

松田「まぁ、初めてですし。レースを走ってみないとわからないです」

――現状、爪の状態は？

松田「変わりないです」

――凱旋門賞で勝つというのは、どのような意味がありますか？世界の最高峰という感じですか？

松田「うーん(笑)。日本の馬がまだとったことがないから、やっぱり(日本で)初めにとってみたいと思います」

――今まで日本の馬は一度も凱旋門賞を勝ったことがありません。

松田「今まで何回も勝とうと、みんな勝とうと思って来たんですけど、負けてしまい残念でした。わたしも“いい”と思って来たんですけど、結果はわからないです」

――ハープスターの武器はラストのすばらしい加速だと思います。凱旋門賞を目指したということは、その武器を使って勝とうという目論見でしょうか？

松田「それを武器に戦ってみたいと思います」

――同じ日本から来ている牡馬2頭は経験のある古馬、ハープスターは敏感な3歳です。そのあたりはどう思いますか？

松田「わたしはよその馬のことはわからない。自分の馬のことで精一杯です」

――抱負をお願いします

松田「順調にいっているだけに、いい勝負をしてもらいたいです。みなさん声援よろしくお願いいたします。(照れくさそうに)メルシー」

■ハープスターに騎乗予定の川田将雅騎手

――今朝の調教は騎乗せず、ご覧になっていましたね。見ての感想は？

川田「無事に終わったことがなによりです」

――先週、ロンシャン競馬場で騎乗されましたね。ハープスターのこちらの馬場の適性は？

川田「洋芝自体は札幌で一度しか走ったことないですし。馬場に関してはホント走ってみないとわからわからないんで。でも、こなしてくれると、期待しかしてないんで。僕はもう、走ってくれないと困りますから」

――馬の体調は？

川田「なんら変わらず、いつもどおり穏やかです」

――いつもと同じようなレースをすると思うんですが。最後の伸びについて確信を持っていらっしゃいますか？まわりの馬に包まれるとか、前の馬に詰まってしまうとか。そういう心配はしていませんか？

川田「そうならないように乗っていくということですけど。あとは直線はね、伸びてくれると信じて乗るだけですね」

――ライバル視している馬はいますか？

川田「いえ、とにかくこの仔が気持ちよく走れればと思っています」

――最後に抱負を
川田「これだけチャンスのある馬で凱旋門賞に乗ることができます。日本馬3頭ともすごくチャンスがあると思うんで。日本馬3頭で頑張って、この仔が一番いい結果が得られるように。ハープとともに頑張りたいと思います」(取材・写真：花岡貴子)

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