昨年の覇者ダノンシャークに3歳馬達が挑む/富士Sの見どころ

2014年10月20日(月) 12:00

連覇の期待がかかるダノンシャーク(写真は2013年富士S優勝時、撮影:下野雄規)

 マイルチャンピオンシップへのステップレース・富士S。GIでも上位争いを演じる昨年の覇者ダノンシャークに、キングズオブザサンステファノスといったマイル路線に目標を定めたフレッシュな3歳馬達が挑む。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■10/25(土) 富士S(3歳上・GIII・東京芝1600m)

 ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)は昨年のこのレースの覇者。間隔が開いた前走の関屋記念で2着に入線し、改めて力落ちのないところを見せた。今回もある程度間隔は開いたが、いきなりから動けるタイプで、斤量も57キロと楽になる。連覇の期待十分。

 キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川義之厩舎)はNHKマイルCで3着に入線し、前走の京成杯オータムHでは休み明けながらも4着に入線。一叩きされた効果は大きそうで、斤量差を生かして上位争いが可能。

 ステファノス(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)は前走のセントライト記念で一夏の成長を感じさせた。東京コースは初となるが適性は高く、マイル路線での素質開花が期待されるところ。

 レッドアリオン(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)は降級戦の前走で正に完勝と言える内容。単なる相手弱化だけではあれほどの完勝はできず、地力強化がうかがえる。重賞のここでも上位争いは十分に可能。

 その他、前走を叩かれた効果が見込めるロサギガンティア(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)、トーセンレーヴ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)、昇級でいきなりの重賞挑戦も通用するポテンシャルを持っているシェルビー(牡5、栗東・笹田和秀厩舎)、前走惨敗もマイル路線で見直したいクラリティシチー(牡3、美浦・上原博之厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。

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