凱旋門賞6着馬ハープスターが注目の帰国初戦に臨む。馬体には冬毛が目立ってきているが、「(祖母の)ベガもそうだったから」と松田博師は意に介さない。父ディープインパクト以来、史上2頭目となる海外遠征帰国初戦でのジャパンC制覇に向けて「これまでの一走一走が経験になっている。状態は維持できているし、何の問題もないよ」と穏やかな口調で自信をのぞかせた。

　史上初の同一JRA・GI3連覇を目指すジェンティルドンナ。偉業達成に注目が集まるが、担当する日迫厩務員は「3連覇なんて、そうそう簡単なことじゃないからね。かえってプレッシャーはないよ」とリラックスムードを漂わせた。今年は3日間開催を挟んだが、調教の強度を調整して対応。「去年よりも今年の方が雰囲気がいい。どんな走りを見せてくれるか」と決戦を心待ちにしていた。