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2月で定年の大久保洋吉師「メジロドーベルが1番の思い出」

2015年02月26日(木) 20:00

2月末でおよそ40年の調教師生活にピリオドを打つ大久保洋吉調教師(撮影:佐々木祥恵)

 これまでオークスを含めてGI5勝のメジロドーベル高松宮記念(GI)勝ちのショウナンカンプ阪神JF(GI)優勝のショウナンパントルなど数々の名馬を送り出してきた美浦の大久保洋吉調教師が、2月末をもって定年のために、およそ40年の調教師生活にピリオドを打つ。

 2月26日(木)の午後3時過ぎに投票所に訪れた大久保調教師は、抽選を突破してショウナンアイ(牝3)の出走が決まったことを確認すると、思わず「よしっ」という気合いのこもった声を出した。その結果、調教師生活最後となる2月28日(土)の出走馬は、中山11R 総武S(OP・ダ1800m)のベルゲンクライ(牡5)と、中山3R(3歳未勝利・ダ1800m)のショウナンアイの2頭となった。

ベルゲンクライは、芝でも終いはしっかりしている馬ですけど、ダートになってもそれは同じでした。もう少し早くダートを使っていれば、賞金が足りてフェブラリーSにも出走させられたかもしれないですね。ここまで順調に来ていて、どこも悪いところもなく調教を消化してくれていますし、これまでの3連勝(500万、1000万、1600万)が本物かどうか、今回でわかるのではないでしょうかね。力をつけてきていますし、折り合いにも問題ない馬です。調教師としては最後のレースになりますけど、この馬にはこの先がありますから、次につながるレースをしてくれればと思っています。

 これまで調教師生活は、あっと言う間でした。たくさんの重賞勝ち馬を管理させてもらいましたが、やはりメジロドーベルが1番思い出に残っています。あのような馬は、なかなか出会えるものではないですから。昨年はドーベルの孫のショウナンラグーンで、ダービー(GI・6着)に出走することもできましたしね。

 調教師生活は、良い意味での緊張感がありましたが、ストレスもありました。人気になったり、期待していた時に勝てなかったりすると、やはりストレスになるものです。そのストレスからやっと解放されるというのが、正直な気持ちです(笑)。

 これまで土田(稔)、戸田(博文)、尾関(知人)、高橋(文雅)が、ウチの厩舎から調教師になりました。調教師になるなら中途半端にやらないように、人の真似をしているだけではなく、工夫をしないと上には行けないと言ってきましたが、それぞれの調教師が、良い意味で後継的な存在になってくれれば嬉しいですね。ベルゲンクライは、高橋文雅厩舎に行くことになっていますので、頑張ってもらいたいですね。

 引退後はたくさんある趣味を楽しみたいです。鉄道模型は昔からやっていますが、孫がもう少し大きくなったら一緒に作りたいと思います。ゴルフは、調教師や引退した調教師仲間と楽しみたいですね。結構歩きますから、運動不足解消のためにもゴルフをやりたいと考えています。

 悔いのない調教師生活だったと思います。特別な感慨というものは、今のところはないですよ。2月28日も普段と変わらず、平常心でいるのではないでしょうか。まあ当日にならないと、わからないですけどね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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