【ドバイSC】ワンアンドオンリー橋口師ら、ドバイに到着

2015年03月24日(火) 19:50

輸送に動じることなくリラックスしているというワンアンドオンリー(撮影:花岡貴子)

 24日、午前5時ごろにゴールデンバローズが調教場に現れた。しばらく角馬場で調整、その後はコースをキャンターで周回した。
「日本で大方の調整は済ませています」と菅沼助手。追い切りは行われたとしても26日木曜日の見込みだ。

 その後、午前7時前に残る6頭が調教を開始。ちょうどそのタイミングにハープスターの松田博師、ホッコータルマエの西浦師、ワンアンドオンリーの橋口師らがメイダン競馬場に到着。調教を見守った。

 橋口師は「気持ちよさそうに走っているな」と笑顔で愛馬の状態を確認していた。前日、息子である橋口慎介技術調教師が話しているとおり、ワンアンドオンリーは輸送に動じることなくリラックスしている。
「まぁ、度胸があるとは思っていたけどね。お父さんがそうだった」と橋口弘師は2006年にドバイシーマクラシックを制した父・ハーツクライについて振り返った。
「お父さん(ハーツクライ)は滞在中のんびりしすぎるくらいだったので、前日に気合を入れたくらいだった。息子(ワンアンドオンリー)もいま、すごく状態がいい」
 橋口慎師とともに、愛馬を見守る橋口弘師。
「馬が親子で来たから、人も親子で来たよ(笑)」と和やかな雰囲気で記者団と談笑していた。

 松田博師はハープスターが調教から引き上げるタイミングに到着。馬体の状態を確認しながら「いつもどおりなら問題ない」と笑顔で語った。

 西浦師は今年から変わったダートコースについて「まぁ、なんとすごいタフな馬場ですね。結構スタミナがいりますね」と感想を述べた。現地メディアはこの馬場がホッコータルマエ向きでは?と話していたことを告げると「こればかりはやってみないとわかりませんね」と慎重に言葉を選んでいた。

 ゴールデンバローズ以外の6頭は25日水曜日に追い切る予定だ。

(取材・文:花岡貴子)

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