C級を制するものは、岩手競馬を制する(29)

岩手競馬がオフシーズンということもあり、今回は中央競馬の話題でいきたいと思います。

一昨日、17日に東京競馬場で行われたG1・フェブラリーS。私も盛岡から現地に向かい、生でその興奮を味わってまいりました。如何せん、個人的には初の府中、初のG1でしたので、そのインパクトの大きさから、未だに余韻が残っております。

さて、そのフェブラリーSで1番人気に推されたカレンブラックヒル陣営に対して、レース前も後も厳しい目が向けられています。初ダート、それもG1の舞台で通じるはずが無い。まして、休み明けなんていかがなものか。前哨戦を使って好走しているなら・・・。という趣旨の声が多くを占めているようです。

おそらく、陣営もそれは十分に考慮した上で、挑戦してきたんだろうと思います。

初ダートでのG1制覇は前例がありませんし、まして今回のような臨戦過程では懐疑的な目を持たれることも十分に考えられることではあります。しかし、それを覚悟で勇躍参戦してきたことは素晴らしいことだと私は思います。実際、中央・地方を問わず、ファンの目から懐疑的に見られたことでも、それを覆すような出来事が起こっていることもまた事実です。

とはいえ、負ければ美談にしかならないし、厳しい目も向けられてしまう現実。馬券を買うファンも、関係者も、勝負の世界に身をおいている競馬の厳しさを感じた、そんな今回のフェブラリーSだったように私は感じました。