凱旋門賞 古馬牡馬にとって最適な前哨戦は

初めてコラムを書きます。

凱旋門賞。ジャスタウェイとゴールドシップの出走が決まりましたが、2頭の本番までの予定はだいぶ違います。ジャスタウェイは凱旋門賞へ直行。そしてゴールドシップは札幌記念を経て挑むことに。
この2頭の予定も含め、今回取り上げたいのは「古馬牡馬にとって凱旋門賞の前哨戦はどのレースが最適か?」ということです。

凱旋門賞は近年3歳馬、牝馬の優勝が目立ち、古馬の牡馬はなかなか勝つことができません。
その古馬牡馬の前哨戦といえばまず何といっても思い浮かぶレースはフォワ賞。
オルフェーヴルが2年続けて、フォワ賞からの凱旋門賞という過程で行き、他にもエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、ヒルノダムールらが同じローテでいってます。あるいは少し古いけどシリウスシンボリもそうでしたし、本番前にリタイアしたけどサクラローレルもです。
日本馬だけでなくモンジュー、カーネギー、ハリケーンラン、シロッコ、スウェインなど欧州の有力どころがフォワ賞に出走。しかしいずれも本番を勝てませんでした。最重要と見られるフォワ賞ですがそこから凱旋門賞を勝つ馬は92年のスボーティカ(フォワ2着)以降出ず、フォワ→凱旋門の連勝となると84年のサガスが最後です。
本番の3週前に全く同じ舞台でやるのですから1番使いたいレースというのも当然。ですがデータ的に呪いみたいな結果が続いております。   (続く)