凱旋門賞 古馬牡馬にとって最適な前哨戦は

フォワ賞以外ではまずアイリッシュチャンピオンS。
ディラントーマスやシーザスターズが勝っているように、凱旋門賞との関連もあるレースで特にディラントーマスは凱旋門過去10年内で唯一の古馬牡馬優勝馬。左回りでロンシャンとは全く違うレパーズタウンの二千。しかしこのレースは凱旋門に向けても重要な1戦と見ていいでしょう。

インターナショナルS。
真夏のヨーク中距離戦。このレースと凱旋門賞といえば2001年のサキー。今も思い出す見事な連勝でした。凱旋門賞という感じのレースではありませんが本番までゆったりとのぞめるし、意外といい前哨戦かも。

バーデン大賞。
近年デインドリーム、ノヴェリストと超A級馬が制しており、今年も怪物シーザムーンがここから凱旋門へ行くようで、とてもハイレベルなレース。ただ、さすがに日本馬的には無縁か。

以上が凱旋門賞の欧州、古馬牡馬前哨戦です。これを見るとフォワ賞こそがベストだとは言い切れないし、どれが最適とも言えません。関係者が様々な観点から選んだレースが凱旋門賞に繋がればいい。
個人的にひとつ言うのであれば、ジャスタウェイがアイリッシュチャンピオンSかインターナショナルSを使って行けば、面白かったかなと思っています。


では日本のレースはというとこの時期どうしても札幌記念以外はありません。
札幌記念をロンシャン2400と結びつけるには無理があるかもしれませんが、上述のフォワ賞以外の欧州レースを考えても、必ずしも同じコースや距離である必要はなく、叩き感覚で行く計算もあるでしょうから、これも悪いとは言えません。
日本の古馬が凱旋門賞前に使ったレースはフォワ賞のみ(スピードシンボリはドーヴィル大賞典を経ていますが時代が古いのでここではなしということに)
あとは宝塚記念からの直行が3例。春天皇賞からの直行が1例と日本で1つ使ってということは今まで1頭もいませんでした。
だから札幌記念を凱旋門賞のプレップレースに考えて行くのは先々に向けて大事なことです。

タイトルで最適なのはと書いておきながら結論をだせませんでしたが、それだけ難解な問題あり、正しい答えはないというふうに思います。
初めてのコラム。かなりわかりにくく申し訳ありません。また何か書くこともあるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。