C級を制する者は、岩手競馬を制する

 岩手競馬開幕から2ヵ月が経とうとしています。今月18日(祝日)にはダートグレード競走のマーキュリーC・Jpn?が行われます。もちろん、明日の大井・ジャパンダートダービーに出走するベストマイヒーロー、スパルタンの2頭も要注目です。いよいよ夏競馬が本格化ですね!

 さて、グレード競走やオープンのレースなど、賞金の高い上のクラスに注目が集まりがちですが、今回は1日に組まれるレースの大半を占めるC級戦に注目してみたいと思います。

 現在、盛岡で行われているC級戦は一般戦であれば1200mか1400mがほとんどです。注目すべきは、その勝ちタイム。ざっくりではありますが、良馬場の平均をとってみると、1200mは1分15秒前後、1400mは1分27秒前後での決着になっています。

 コース形態や砂の質などの違いはあるにせよ、同等がそれ以上の広さを持つ大井や船橋、門別などと時計を比較しても、全く遜色ないと言えます。馬場が軽い日には、C級でも1200mで1分11秒台が出たりと、オープンや重賞でも通用しそうなタイムが出ています。

 現在、岩手では8頭前後のレースが一般戦では組まれることが多いですが、少頭数でも、時に好タイムが連発のアツいレースが繰り広げられています。 
 
 ロックハンドスターやベストマイヒーローに注目が集まっていますが、他にもクラスを問わず、個性的な馬が岩手にはたくさんいます。様々な角度からスポットを当て、ここでご紹介できればと思っております。