netkeiba

フォロワーさんから下記の質問を頂いたのでお答えして行きます。

【質問１】蹄鉄が金属である必要はあるのか？・・・エクイロックスがある現在、あえて金属を使わずとも、人間のスポーツシューズ同様にゴム系素材を用いた方が、脚への衝撃の吸収、および馬場とのグリップ力などでより優れた物が作れると思います。実現しないのは単に開発者・装蹄技術者がいないだけなのでしょうか。それとも他に理由があるのでしょうか。

回答：
難解なご質問ありがとうございます（汗。
内容が専門的過ぎるので以下、私の「見解」として述べさせて頂きます。

1．エクイロックスは万能か？
まずエクイロックスについて。ご存知の方も多いと思いますが、念のため記述しておくと、蹄鉄を本来のクギではなく、接着剤によって取り付ける方法の事ですね。ディープインパクトの装蹄方法がこれであった事から、有名になりました。主に蹄の薄い馬に用いられています。

エクイロックスがクギによる装蹄と全く取り替わりが効くかと言うと、そうでもない部分があります。エクイロックスは「接着剤塗布部分の蹄が空気や水分に被曝しないため、蹄が脆くなる」という欠点があります。このため、現在でもクギ装蹄が主流と言うおおまかな背景があります。

つづく