やっぱりソウルは強かった(オークス)

勝ったソウルSは、上がり最速の3着馬であったアドミヤビに0.7秒差、約3馬身近くの差をつけての強い競馬であった 

『かなりの高速馬場』
前日、土曜から府中芝は、前残りの馬場バイアスを織り込み済で、
参考は、全く同じコースであった4R未勝利戦の内容が、外枠からの逃げ先行馬の1−2−3、通過位置も1−2−3と=更に先行して加速も付いている高速状態

続く7Rも、番手で先行した12人気大野馬が、ルメール(3番手)を振り切って穴を開け、
3着にやっと、上がり最速の追い込み馬が入ったと云う結果

しかし、変化が見られたのが9R芝18調布特別で、上がり3F33秒の末脚を駆使し、
大外、最後方から追い込んだミルコのゼウスバローズ(3番人気)の差し切り勝ち、
ここで初めて先行組が馬券圏内に届かず

しかし、10R 芝14のフリーウェイSでは、逃げたノットフォーマルを後続馬の誰もが捕まえきれずの逃げ切り勝ちで、ここでも相当早い高速馬場であった

『オークス結果』
T=2:24.1 Lap=12.7 - 11.6 - 12.8 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.6
61.7-57.8 S^4 超スローP

明確な逃げ馬不在という中で、
序盤から戸崎フローレスMがレースを作らなければならなかった
個人的に感じたのが、戸崎自身、他の馬(ヤマカツGとか)が先に行って、前に壁を作りたかったが、誰も行かないので、そうせざるを得なかったような騎乗ぶりで、戸崎本来の競馬が出来なかったと、、、

距離適性で2400mがどうかと思われていたソウルSだが、
この超スローPで、ルメールは完璧に折り合いをつけて3角まで我慢の競馬 
ソウル自体、使える脚は長くないので、ルメは4角付近(L4)からラップを速めて、
ペースを引き上げ、4角出口付近(L3-L2)で一気に加速(11.3−11.2)後続を引き離す

ここのタイミング(登り坂)が天才的というか、4角スパイラルカーブで内の2列目ポケットから、これをやられては、アドミヤビやリスグラが追っても外に振られてしまう。 

これで付いていったモズカッチャンも粘れたワケで、
残念なのが内の荒れた馬場から追い上げた岩田ディアドラ
仮にポジションがあと1列前か、ミヤビの内に斬り込んでいたら2−3着に絡んでいたのではないかと思う。 

相対的に診ても、やはりルメールの神騎乗が光ったレースであることは間違いない
=ヴィクトリアMもそうであったように(・・;)