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飛野牧場の奇跡!執念が生んだダービー馬

2019年09月10日(火) 12:33 0 0

令和最初のダービーを制したロジャーバローズの生まれ故郷である飛野(とびの)牧場は北海道新ひだか町静内で50年以上営まれる個人経営の牧場。従業員わずか6人の小牧場からどのようにして世代の頂点に立つ馬が誕生したのか。飛野正昭代表(75)がこだわった名牝ジェンティルドンナの“8分の7”血統が起こした奇跡の裏側に迫った。

ロジャーバローズの生まれ故郷は新ひだか町静内ののどかな自然の中にある。「20代から牧場をやって、石の上にも50年ですよ(笑)夢の夢だったダービーを勝てて本当にうれしかった」。飛野代表はダービー馬の母となったリトルブックを優しいまなざしで見つめながら言葉を紡ぐ。生産馬ではネームヴァリュー(03年帝王賞)以来のG1制覇。JRAに限れば初のG1が国内最高峰のレース日本ダービーだった。

飛野代表が「貫禄、馬の雰囲気が全然違う。ダービー馬の母なんだから」と評する偉大な母リトルブックに“出会った”のは12年。英国ディセンバーセールのカタログを見て一目ぼれしたのが全ての始まりだった。牝馬3冠を制したジェンティルドンナの母ドナブリーニの半妹という超良血。しかも、ただの半妹ではなく、リトルブックとドナブリーニの父は共にダンジグ産駒。「この馬からディープインパクト産駒が生まれれば、ジェンティルドンナと“8分の7”まで同じ血統になる」と夢は膨らんだ。未勝利のまま現役を終えた馬だったが、「100点満点の馬は高くて買えない。競走馬としては走らなかったようだけど、写真の姿が良かったから勝負するしかないと思った」と購入を決断。関係者に代理購買を依頼し、23万ギニー(約3300万円)で競り落とした。

来日後は不受胎などで2年間、産駒が得られず。それでも、「どれだけ借金してでもずっとディープをつけてきた」。16年1月24日、執念が実ってようやく誕生した初のディープ産駒がロジャーバローズだった。同年のセレクトセール当歳セリに上場され、7800万円で猪熊広次氏が落札。「素晴らしいオーナーに落札いただいて、ノーザンファームで育成していただけたことも大きかった」。順調に成長した愛馬は西の名門・角居厩舎へ。ダービーを勝つ名馬にまで成長した。「当日は涙も枯れました。ゴールした瞬間は角度的に差されたと思ったけど(笑)。浜中騎手、厩舎のスタッフの皆さんにも本当に感謝しています」と当時を思い起こした。

ネタ元:https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/09/10/kiji/20190909s00004048332000c.html

浜畑譲
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浜畑譲