デットーリ「エ女王杯」ウイークから騎乗へ

2019年09月12日(木) 06:53 3 4

 今秋、短期免許を取得して日本で騎乗する世界ナンバーワンジョッキーのランフランコ・デットーリ騎手(48)=イタリア出身、英国拠点=の来日スケジュールが、11月のGI・エリザベス女王杯ウイーク(9、10日)から、12月22日のGI・有馬記念当日までになることが11日、分かった。

 JRAでの短期免許取得は2011年のGI・日本ダービー(デボネア12着)以来、8年ぶり2度目。11月1、2日に米サンタアニタ競馬場で行われるブリーダーズCの終了後、その翌週から来日する。身元引受人は馬主の吉田照哉氏と、藤原英昭調教師になる予定。栗東所属の形で騎乗し、海外でのレース参加のために一時帰国する可能性もある。

 同騎手は1985年のデビュー以来、長年にわたって世界のひのき舞台で活躍。今年も名牝エネイブルとのコンビで7月の英GI“キングジョージ”を制したのをはじめ、6〜8月だけでGI13勝と48歳を迎えて手綱さばきは冴えわたるばかり。日本でもGI・ジャパンCを3勝するなど、その名は知れ渡っている。

 今年の秋GIシーズンでは、クリストフ・スミヨン(38)、オイシン・マーフィー(24)、ライアン・ムーア(35)、ウィリアム・ビュイック(31)といった、世界各国の名手が短期免許で来日する見通し。“ワールドオールスター”ともいえるトップジョッキーの共演で、国内の競馬がさらに盛り上がるのは間違いなさそうだ。

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