静内軽種馬生産振興会が功労馬慰霊祭

2019年10月24日(木) 21:08 1 4

 10月24日、新ひだか町静内の軽種馬生産者で構成する静内軽種馬生産振興会(片岡拓章会長)は、新ひだか町静内田原にある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)において、功労馬慰霊祭を執り行った。

 功労馬慰霊祭は振興会の伝統行事。会場となる桜舞馬公園には静内の軽種馬生産を支えた数多くの功労馬の墓碑があるほか、功労繁殖雌馬之碑には多くの名牝の馬名が刻まれていることに加え、振興会会員の牧場にも多くの功労馬がいることから長年にわたって続けられている。毎年9月17日に集まって行われているが、今年は北海道市場セプテンバーセールの開催日程と重なったため、この日の開催となった。

 当日は片岡振興会長、畠山副会長、日本軽種馬協会静内種馬場遊佐場長、JAIRS北海道事務所柳田所長、しずない農業協同組合西村代表理事組合長、北海道日高家畜保健衛生所次長、日高農業改良普及センター宗像次長、北海道静内農業高等学校加藤和則教頭、日高軽種馬農業協同組合田中理事、アロースタッド松木場長、グランド牧場伊藤専務などの関係者約30人が出席。馬魂碑前の祭壇に玉櫛をささげて供養した。

 片岡会長は「本日は当振興会の功労馬慰霊祭に、関係機関、各団体、各社の皆様、多数のご参列を賜りまして、心より感謝申し上げます。さて本年は当会会員の飛野牧場様生産のロジャーバローズ号が、日本ダービーに優勝し静内産馬に新たな名馬が誕生しました。日高の中心であるこの静内にて、名種牡馬、名牝が住む歴史の重さを改めて深く感じるところであります。今後とも当振興会といたしましては、功労馬の功績をたたえるとともに静内の軽種馬生産の歴史を後世につないでいくべく、慰霊祭をはじめ種々の活動を続けてまいりたいと考えております。本日ご出席の皆様の今後のご活躍、ご健勝を祈念いたします」とあいさつした。

 桜舞馬公園内に本年度、昨年7月に蹄葉炎により24歳で永眠したワイルドラッシュ、本年2月に26歳で天寿を全うしたロイヤルタッチと2頭の墓碑を建立。功労繁殖牝馬之碑にはダイワエンジェル、マジソンカウンティ、キーブギー、ホワイトカーニバル、ヤマトプリティといった重賞勝ち馬や重賞勝ち馬の母の名が新たに刻まれた。功労種牡馬の墓碑は35基37頭、功労繁殖牝馬の墓碑は5基5頭、功労種牡馬之碑の刻名は22頭、功労繁殖牝馬之碑の刻名については65頭となっている。

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