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BHA（英国競馬統括機構）は15日、公式ホームページで今週後半から3月末まで無観客開催にする準備を始めたと発表した。

月曜（16日）のケルソ競馬場の開催はスコットランド政府の指導により、すでに無観客開催となることが決まっている。

BHAの経営責任者は「競馬関係者とスタッフのみに制限する計画を受け入れる予定です」とコメント。4月4日に行われる世界一人気の障害競走、英グランドナショナル（エイントリー）の開催についてもできるだけ早期に決断することを表明している。

レーシングポスト電子版も15日、無観客開催へ向けた流れを紹介。アイルランドでは今月29日まで（競馬ファンの好む）パブやバーなどの閉鎖が指示されており、新型コロナウイルス拡散防止の観点からドイツ、米国への旅行が制限されていることを紹介した。

英国内で複数の競馬場を運営する「アーク」社の関係者は「6月末で無観客競馬というのが最悪のシナリオ」と想定。各種スポーツが中止に追い込まれるなかで、「競馬は日々賭けることのできる数少ないスポーツの1つです。（政府公認の賭け会社である）ブックメーカー業界とともに競馬産業のために何ができるかを知り、協力する責任があります」と話している。