クリソベリルは日本で負けていい馬ではない

2020年12月01日(火) 21:06 0 0

ダート王を決めるチャンピオンズCが中京競馬場で行われる。主役は国内で8戦無敗を誇り、秋初戦のJBCクラシックでGI4勝目を挙げたクリソベリル。コンビで7戦7勝の川田将雅騎手が史上2頭目となる連覇への意気込みなどを語った。

−前走のJBCクラシックは好位3番手から抜け出して快勝

 「パドック、返し馬で、問題なく競馬で走れるなと感じました。より安心して競馬を組み立てることができましたし、秋初戦を無事に終えることができたのが何よりです」

−春と比べての成長は?

 「馬体に少し芯が入ってきた感じです。まだまだ成長している最中なので、その日の状態にもよりますが、乗った感覚としては、体幹が少ししっかりしてきた印象です」

−540キロほどの大型馬。どんな乗り味?

 「数字通りのボリュームで、パワーがあり、戦車みたいですね。でも素軽さもあり、とにかく総合力が高く、圧倒的なポテンシャルを持っています。それが、成績に表れていますね」

−通算9戦8勝、国内では8戦8勝と底を見せていない

 「今は新型コロナウイルスの影響もありますが、本来なら日本を代表して世界を相手にしなければいけない馬。無事に競馬をしていく中で、日本で負けていい馬ではないと思っています」

−川田騎手とのコンビでは、GI4勝を含む7戦7勝

 「サウジC(7着)で出遅れていたように、ゲートは好きではなく、常に課題ではありますが、それ以外は調教やレースの中でひとつひとつクリアしながら、どんな流れにも対応できるようなレース運びが可能になってきました」

−今回のレースのイメージは?

 「この馬の競馬をして、気持ちよくゴールにたどりつければと思っています。いつも通り、すべきことひとつひとつをきっちりクリアしていきながら、気持ちよく競馬ができれば、素晴らしい走りを見せてくれると信じています」

−昨年は3歳でこのレースを制覇。連覇が懸かる

 「僕はオメガパフュームやチュウワウィザードなど、それ以外にもたくさん今現在のダート界のトップクラスの馬たちに乗せていただき、そのレベルの高さを肌で感じています。その中で、クリソベリルは圧倒的な走りを見せてくれていますからね。チャンピオンホースとして挑戦を受ける立場ですし、日本のダート界にとっても特別な馬だと思います」

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