群馬で愛された「高崎競馬場」今は何がある

2021年10月14日(木) 22:19 0 3

 BAOO高崎の傍らには、きれいな大通りが通っていて、その奥にはとてつもなくでかい建物が建っている。Gメッセ群馬、群馬コンベンションセンターというらしい。2020年に完成したばかりの真新しいコンベンションセンターだ。

 このGメッセ群馬の建つ一帯こそが、かつて高崎競馬場があった場所である。

 高崎競馬場は1周1200メートルの右回り。それだけ広い施設の跡にできたコンベンションセンターということは、Gメッセ群馬もとてつもなく広いということだ。

  2004年に廃止されたのは、いうまでもなく膨らんだ赤字のため。1924年から競馬が行われていた歴史ある競馬場で、同じ北関東にあった宇都宮競馬場・足利競馬場とともに“北関東競馬”として連携しながら開催を続けてきた。

 だが、バブル崩壊以降の売り上げの低迷は深刻で、累積赤字がひどくなり、2004年限りで廃止されることが決まったのだ。高崎競馬の最終日は2004年12月31日。雪の日であった(おかげで予定していた12レースができずに第8レースで打ち切りになっている)。

 ちなみに、ちょうど高崎競馬廃止の直後に競馬法が改正され、馬券の販売を民間委託することが可能になった。それを見越して、当時ライブドア社長の堀江貴文氏が馬券のネット販売を中心にした再建案をもって高崎競馬の救済・存続を働きかけたが、これは実現していない。

 ともあれ、未来への希望の光が差し込むほんの寸前に廃止されてしまった高崎競馬場。高崎駅から10分少々というとてつもなく便利な場所だから、跡地の再開発も順調に進んだのかと思ったら、それもまた妙に紛糾したようだ。

 廃止直前の段階では、ザスパ草津のホームスタジアムを建設しよう、などという案もあったという。だが、そもそもザスパ自体が2005年に経営問題を起こしてしまったりして、スタジアム案は立ち消えに。その後はとりあえず競馬場の施設をそのまま利用して地方競馬とJRAの場外馬券場にして“暫定的”な活用を続けていた。

 結局、群馬県が主体となってコンベンション施設の建設が決まり、2016年までに競馬場施設はすべて解体される。その間も一部の地元の人たちはコンベンションセンターに反対していたようだが、2017年に工事が着工し、2020年に晴れて開設に至ったというわけだ。

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